特許
J-GLOBAL ID:200903017611683958

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-101039
公開番号(公開出願番号):特開平11-294121
出願日: 1998年04月13日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構成で、通常時の応答性を悪化させることなく、確実に動作可能なバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 捩じりスプリング80は、タイミングプーリ8に対し進角側にベーンロータ4を付勢している。捩じりスプリング80の付勢力は、高油温時のアイドル時のカムシャフト1の平均トルク以上、かつこの平均トルクの2倍以下である。このため、エンジンのアイドル以上の常用回転域において、油圧がなくてもベーンロータ4を進角方向に回動することが可能になり、排気弁を最進角位置に移動することが可能となる。したがって、排気弁と吸気弁とが重複して開弁するオーバーラップ期間を少なくともエンジン始動可能な程度に減少可能であるため、エンジン始動性が向上する。さらに、シューハウジング7に形成される各油圧室に流入する油の流量を減少することにより、位相変換の応答性を改善することができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から内燃機関の排気弁を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転するハウジング部材と、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ハウジング部材内に形成された収容室に所定角度範囲に限って前記ハウジング部材に対して相対回動可能に収容されるベーン部材と、流体圧力によって前記ハウジング部材と前記ベーン部材とのいずれか一方を他方に対して進角方向に相対回動させる進角室、および流体圧力によって前記ハウジング部材と前記ベーン部材とのいずれか一方を他方に対して遅角方向に相対回動させる遅角室に作動流体を供給する流体駆動式の駆動手段と、前記駆動軸に対し前記従動軸が進角する方向に前記ベーン部材を付勢する第1の付勢手段とを備え、前記第1の付勢手段の付勢力は、高油温時のアイドル時の前記従動軸の平均トルク以上、かつ前記平均トルクの2倍以下であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F02D 13/02
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F02D 13/02 G

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