特許
J-GLOBAL ID:200903017626971003

ボーリング用地層ガス検知方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 林 信之 ,  林 信之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-132949
公開番号(公開出願番号):特開平10-307086
出願日: 1997年05月08日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ボーリングの進行と同時並行的にかつ高精度にガス調査を行うことができ、しかも時間も手間も大幅に節減できるボーリング用地層ガス検知方法を提供する。【解決手段】 ボーリング施工に際し、ボーリングによって粉砕された地層掘屑を地上に運ぶ循環泥水中に溶存するガス成分をガストラップ10で採取して、ガス濃度を連続ガス測定器23で測定する連続ガス濃度測定のプロセスと、前記循環泥水から前記地層掘屑を泥水試料としてサンプリングしてガス抽出ユニット26に導き、このガス抽出ユニット26において、前記泥土試料から抽出されたサンプリングガスと空気との定量混合ガスの濃度をガス分析装置で測定すると共に、単位時間当りの地層掘削体積(M3/min)を単位時間当りの掘進長と泥水循環量により補正演算を行なう。
請求項(抜粋):
ボーリング施工に際し、ボーリングによって粉砕された地層掘屑を地上に運ぶ循環泥水中に溶存するガス成分をガストラップで採取して、ガス濃度を連続ガス測定器で測定する連続ガス濃度測定のプロセスと、前記循環泥水から前記地層掘屑を泥水試料としてサンプリングしてガス抽出ユニットに導き、このガス抽出ユニットにおいて、前記泥土試料から抽出されたサンプリングガスと空気との定量混合ガスの濃度をガス分析装置で測定すると共に、単位時間当りの地層掘削体積(M3/min)を単位時間当りの掘進長と泥水循環量により補正演算を行なって、掘削地層中のガス濃度を測定するサンプリングガス濃度測定のプロセスとからなり、前記連続ガス濃度測定とサンプリングガス濃度測定から得られた計測データをもとに、下記の関係式を用いて地層ガス濃度を演算することを特徴とするボーリング用地層ガス検知方法。「連続ガス」および「サンプリングガス」それぞれの測定値間の関係は統計的に集約され、次の関係式により補正係数AとBが求められる。サンプリングガス濃度(%)=〔連続ガス濃度(%)-B〕/A泥水ガス濃度(%)=〔連続ガス濃度(%)-B〕/A次に地層ガス濃度は、次式により計算される。地層ガス濃度(%)=〔泥水ガス濃度(%)×泥水循環量(cc/min.)〕÷地層掘削体積(cc/min.)ただし、地層掘削体積(cc/min.)= [(π/4)×〔ビット径(cm)]2×掘進率(cm/min.)

前のページに戻る