特許
J-GLOBAL ID:200903017665707739

重合触媒およびそれを用いたビニル重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原 謙三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-072352
公開番号(公開出願番号):特開平9-255708
出願日: 1996年03月27日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 再利用可能な重合触媒を提供する。また、ビニル重合体を安価に製造することができる製造方法を提供する。【解決手段】 重合触媒は、 1,000以上の重量平均分子量を有するメルカプト基含有化合物、或いは、一分子内に10個以上のメルカプト基を有するメルカプト基含有化合物である。重合触媒は、例えば、ハロゲン含有化合物と水硫化物とを反応させて、ハロゲン含有化合物が有するハロゲンをメルカプト基で置換することによって得られる。重合触媒の赤外吸収スペクトルを測定したところ、メルカプト基に由来する特性吸収(2600cm-1〜2550cm-1、700 cm-1〜600 cm-1)が認められた。また、ビニル重合体の製造方法は、上記重合触媒の存在下でビニル化合物を重合させる方法である。これにより、ビニル重合体と重合触媒との結合を防止し、重合触媒をビニル重合体と分離することを可能にする。
請求項(抜粋):
ビニル化合物の重合を促進する重合触媒であって、1,000 以上の重量平均分子量を有するメルカプト基含有化合物であることを特徴とする重合触媒。

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