特許
J-GLOBAL ID:200903017725118380
格納式流体採取装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
丸山 敏之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-516812
公開番号(公開出願番号):特表平9-506533
出願日: 1994年12月06日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】永久的に自動的に格納することのできる流体採取装置(10)であって、細長い筒状部材(12)は前端部(14)にポート(15)を有しており、同軸状に配置された入れ子式のプランジャー(16)は、前端部(26)で、中空針(32)のホルダー(20)と摩擦で係止するようにしている。プランジャーは、細長い筒状部材の中に摺動可能に配備され、前部に接近する方向と、前部から離間する方向に、選択的に軸方向に移動可能である。プランジャーの前端部の開口の内周面(66)と、針ホルダー(20)の外周面が、摩擦力で係止される。針をポートから引き出すために、プランジャーを前方に移動させると、掛り部(48)(50)により第1の位置で保持される。付勢力が針ホルダーに作用し、プランジャーの前部で摩擦により保持される。収集管(72)は、プランジャーの後部(40)の開口に収容可能である。試料を採取し、収集管を取り除いた後、プランジャーのキャップ(42)は、プランジャーが第1の位置から第2の位置に移動できるように再び位置決めされ、プランジャーが摺動して、プランジャーと針ホルダーが摩擦接触面から分離されるようにしている。摩擦接触面において、付勢力が摩擦保持力よりも大きくなると、針ホルダーは直ちに後退し、プランジャー内の格納スペース(17)の空間部の中に永久的に格納される。
請求項(抜粋):
人の体液を採取するのに使用される格納式流体採取装置であって: 細長い筒状部材は軸心と前端部を有し; 可動部材は格納スペースを有し、該可動部材は筒状部材の中に配備され、筒状部材の前端部に向けて移動可能であり; 格納用部材は、長手方向の摩擦接触面にて可動部材との摩擦により保持され、摩擦接触面は、格納用部材の側にある少なくとも1つの略平行な表面と、可動部材の側にある少なくとも1つの略平行な表面とから構成され、 可動部材は摩擦により保持された格納用部材と一緒に、筒状部材の前端部に向けて第1の位置まで軸方向に移動可能であり、可動部材は、第1の位置よりも前端部に接近した第2の位置まで移動可能であり; 付勢手段が、筒状部材の前端部に配備され、格納部材に対して後退方向の力を付勢しており; 付勢手段により格納用部材に加えられる後退方向の力により、格納用部材は格納スペースの中に格納されるようにしており; 可動部材が、細長い筒状部材と格納用部材に関して、第1の位置から第2の位置まで移動させられると、後退方向の力に対応して、格納用部材と可動部材の摩擦接触面における係止状態が解除され、格納用部材の格納が行なわれるようにしている。
IPC (2件):
A61B 5/14 300
, A61B 5/14
FI (2件):
A61B 5/14 300 H
, A61B 5/14 300 E
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