特許
J-GLOBAL ID:200903017733171028

内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 勇作
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-296199
公開番号(公開出願番号):特開平5-106495
出願日: 1991年10月15日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 燃料噴射量、燃料噴射時期、燃料圧力を精度よく制御することができる内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置を提供する。【構成】 制御ゲインを、実コモンレール圧と指令コモンレール圧との偏差に乗じ、この値に基づいて吐出量制御手段103が高圧供給ポンプの圧送開始時期を算出しコモンレールへの燃料吐出量を制御する。過渡状態判定手段107が指令コモンレール圧の瞬時変化量に基づいて内燃機関の運転状態を過渡状態と判定した際には、コモンレール圧の瞬時変化量と最新のコモンレール圧検出タイミングに基づき、コモンレール圧補正手段108が次回の燃料噴射時期のコモンレール圧を演算し、これに応じて燃料噴射制御手段104が噴射弁コマンドパルスを出力する。また、制御ゲイン学習手段109により、瞬時コモンレール圧変化量に応じて制御ゲインを修正更新する。
請求項(抜粋):
エンジン回転数,アクセル開度等の各種の検出手段と、コモンレール圧検出手段と、前記各種検出手段及びコモンレール圧検出手段の検出信号に基づき所定のプログラムに従って指令噴射量,燃料噴射時期及び指令コモンレール圧を演算する演算処理手段と、前記コモンレール圧検出手段が検出する実コモンレール圧と前記指令コモンレール圧との偏差に基づいて、高圧供給ポンプからコモンレール内への高圧燃料の吐出量を制御する吐出量制御手段と、前記コモンレール内に蓄圧された高圧燃料を各気筒へ噴射するため前記指令噴射量と実コモンレール圧に応じて噴射弁の開弁時間を演算するとともに、前記燃料噴射時期に噴射弁コマンドパルスを出力して前記噴射弁の開弁を制御する燃料噴射制御手段とを備えた内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置において、前記コモンレール圧検出手段の実コモンレール圧のサンプリングを時間同期により行うとともに、前記吐出量制御手段において高圧供給ポンプの圧送開始時期を算出するため前記実コモンレール圧と前記指令コモンレール圧との偏差に乗じる制御ゲインをエンジン回転数より算出する制御ゲイン算出手段と、前記実コモンレール圧に基づき瞬時コモンレール圧変化量を算出する瞬時コモンレール圧変化量算出手段と、前記演算処理手段により演算された指令コモンレール圧の瞬時変化量に基づいて過渡状態か否かを判定する過渡状態判定手段と、該過渡状態判定手段により過渡状態と判定された際は、コモンレール圧の瞬時変化量と前記演算処理手段が演算した最新のコモンレール圧検出タイミングに基づき、次回の燃料噴射時期におけるコモンレール圧を見込み演算するコモンレール圧補正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の蓄圧式燃料噴射装置。

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