特許
J-GLOBAL ID:200903017748432421

網同期クロック制御システム及び網同期クロック制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-209290
公開番号(公開出願番号):特開平11-055232
出願日: 1997年08月04日
公開日(公表日): 1999年02月26日
要約:
【要約】【課題】 無線側のクロックをISDN回線側のクロックに対し同期を取る際に価格の高いVCOを用いることなく簡素な回路構成で実現することでコストアップを防ぐ網同期クロック制御システム及び網同期クロック制御方法を提供する。【解決手段】 無線側のクロックをISDN回線側のクロックに対し同期を取るために、無線側のクロックとISDN回線側のクロックを同一周波数のクロックに分周したのち位相比較を行い、基準となるISDN回線側のクロックに対し、無線側のクロックがある値だけ位相がずれたときに無線側のクロックを制御し、ある時間内に無線側のクロックよりも周波数の高いクロックを無線側のクロックの代わりに出力させクロック挿入を行い、もしくはある時間内に無線側のクロックを停止しクロック削除を行うことによりISDN回線側のクロックに対する無線側のクロックの位相のずれを修正することを可能とする。
請求項(抜粋):
主制御を司るCPUと、無線側のクロックを所定の周波数の第1の分周クロックに分周する第1の分周部と、ISDN回線側のクロックを前記第1の分周部で分周された第1の分周クロックと同一周波数の第2の分周クロックに分周する第2の分周部と、前記第1の分周部で分周された第1の分周クロックの立ち上がりをロードとし、前記無線側のクロックのクロック数をカウントし始めその第1のカウント値を出力する第1の分周カウンタ部と、前記第2の分周部で分周された前記第2の分周クロックの立ち上がりをロードとし、前記無線側のクロックのクロック数をカウントし始めその第2のカウント値を出力する第2の分周カウンタ部と、前記第1の分周部で分周された前記第1の分周クロックと、前記第2の分周部で分周された前記第2の分周クロックとの立ち上がりエッジを検出し、前記第1の分周クロックが前記第2の分周クロックに対し進んでいる場合には挿入/削除判断情報からhigh出力し、遅れている揚合には前記挿入/削除判断情報からlow出力する比軟部と、前記第1の分周カウンタ部から受けた前記第1のカウント値と、前記第2の分周力ウンタ部から受けた前記第2のカウント値との比較を行い、その比較位相差分|A-B|を、予め設定されている、前記無線側のクロックの前記第1の分周クロックと、前記ISDN回線側のクロックの前記第2の分周クロックとの位相差が、前記無線側のクロックの何クロック分ずれたところでクロック挿入もしくはクロック削除を行うのかを決める挿入/削除位相差と比較し、前記比較位相差分|A-B|が前記挿入/削除位相差未満の場合には何も行わず、前記比較位相差分|A-B|が前記挿入/削除位相差以上で前記比較部からの前記挿入/削除判断情報がhighの場合には削除情報を出力し、前記比較位相差分|A-B|が前記挿入/削除位相差以上で前記比較部からの前記挿入/削除判断情報がlowの場合には挿入情報を出カする挿入/削除情報生成部と、該挿入/削除情報生成部から前記削除情報を受け予め設定されている前記無線側のクロックを何クロック分削除するのかを決める削除クロック数分だけ前記無線側のクロックの外部出力への出力を停止するクロック削除部と、前記挿入/削除情報生成部から前記削除情報を受けてから、予め設定されている前記無線側のクロックを何クロック分停止するのかを決める停止クロック数分のダウンカウントを行い、その期間だけ第1の挿入制御情報をhighにし前記無線側のクロックの外部出力への出力を停止する第1のダウンカウンタ部と、前記第1の挿入制御情報を受けてから前記第1のダウンカウンタ部で前記無線側のクロックを前記停止クロック数分停止している間に、予め設定されている前記無線側のクロックよりも周波数の高い高周波数クロックを前記停止クロック数分に所定のクロック数分だけ多く挿入し出力することを可能とする出力クロック数分のダウンカウントを行い、その期間だけ第2の挿入制御情報をhighにし前記無線側のクロックよりも周波数の高い前記高周波数クロックを前記出力クロック数分だけ外部出力へ出力する第2のダウンカウンタ部とを備えたことを特徴とする網同期クロック制御システム。

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