特許
J-GLOBAL ID:200903017839776956

車両の前後輪間駆動力配分制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-293652
公開番号(公開出願番号):特開平7-144552
出願日: 1993年11月24日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】運転者による加速操作に対する応答性は高く維持しながら、定速走行状態における燃費を向上可能な車両の前後輪間駆動力配分制御装置を提供する。【構成】通常定速走行状態では前輪対後輪の駆動力配分を0:100%とする四輪駆動車両において、車輪回転数又は車輪角速度として検出される前後輪回転検出値nF,nRの前後輪速度差ΔNに比例定数kを乗じて前輪側トルク配分指令値Tを算出し、この前輪側トルク配分指令値Tによって,前記副駆動輪である前輪側への駆動力配分を主駆動輪である後輪のスリップの増加に応じて増加制御するにあたり、加速度検出値Xgが所定値0.2g以下の場合には車両は定速走行状態であると判定し、車両の走行抵抗に抗するトラクションロス分A・V3 と異径タイヤ装着車輪補償分W・Vとの和からなる不感帯,即ちオフセット量Lを設定して前輪側への駆動力配分を行わないで燃費を向上する構成とした。
請求項(抜粋):
車両の前後輪の何れか一方を主駆動輪とし、他方を副駆動輪として、制御信号に応じて当該主駆動輪及び副駆動輪に相当する前後輪間で機関からの駆動力の配分を調整する駆動力配分調整手段と、主駆動輪及び副駆動輪に相当する前後輪の夫々の回転状態を検出する前後輪回転状態検出手段と、少なくとも前記前後輪回転状態検出手段で検出された前後輪回転状態検出値の偏差に基づいて、前記駆動力配分調整手段による前後輪間の主副駆動輪間駆動力配分を調整するための制御信号を出力する駆動力配分制御手段とを備えた車両の前後輪間駆動力配分制御装置において、車両に作用する入力又は車両に発生している物理量を検出するための入力物理量検出手段と、前記入力物理量検出手段で検出された入力物理量検出値に基づいて、車両の定速走行状態を検出する定速走行状態検出手段と、前記定速走行状態検出手段で検出された定速走行状態検出値に基づいて、車両の定速走行状態では前記副駆動輪への駆動力配分を小さくするために、前記前後輪回転状態検出値の偏差に基づく前後輪間の駆動力配分調整の特性を変更する駆動力配分特性変更手段とを備えたことを特徴とする車両の前後輪間駆動力配分制御装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-188524
  • 特開昭64-032922

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