特許
J-GLOBAL ID:200903017846480892

条切りキャンバの推定方法および条切りキャンバの少ない鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 潮谷 奈津夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-174483
公開番号(公開出願番号):特開平10-015617
出願日: 1996年07月04日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 条切りキャンバ推定方法を得、条切りキャンバの少ない鋼板を製造する。【解決手段】 加速冷却復熱後のスライスの幅方向表面温度変化と、矯正後内部応力により発生するスライスの冷却後条切りキャンバの曲率との関係を、計算手段により求めておく。鋼板の表面温度分布から幅方向表面温度変化の長手方向分布を算出し、この長手方向分布から、前記関係を用いて矯正後内部応力により発生する鋼板冷却後の条切りキャンバの曲率の長手方向分布を求め、曲率の長手方向分布から矯正後発生する鋼板冷却後の条切りキャンバのたわみ曲線を計算し、更に、鋼板の表面温度分布が鋼板冷却後に一様温度となることにより発生する条切りキャンバのたわみ曲線を計算し、これを矯正後内部応力により発生する鋼板冷却後の条切りキャンバたわみ曲線に加算して条切り材のキャンバを求める。
請求項(抜粋):
鋼板を熱間圧延後または熱間矯正後に加速冷却して製造するに当たり、前記加速冷却後の前記鋼板の温度分布が板厚方向にほぼ一様となる復熱終了後に前記鋼板の表面温度分布を測定して前記鋼板上に設定された条切り線上で前記鋼板が冷却後に条切りされた時のキャンバを推定する方法において、条切り材を長手方向に細分割したスライスを幅方向に不均一に加速冷却した際の、前記復熱終了後における前記スライスの幅方向表面温度変化と、前記加速冷却後にホットレベラにより前記鋼板を矯正して製造する場合には前記矯正後の、前記矯正を行わずに製造する場合には前記復熱終了後の幅方向に不均一な内部応力により発生する前記スライスの冷却後条切りキャンバの曲率との関係を、あらかじめ計算手段により求めておき、前記鋼板の表面温度分布から前記条切り材の幅方向表面温度変化の長手方向分布を算出し、前記条切り材の幅方向表面温度変化の長手方向分布から、前記関係を用いて矯正後あるいは矯正を行わない場合には復熱終了後の前記内部応力により発生する鋼板冷却後の条切りキャンバの曲率の長手方向分布を求め、前記曲率の長手方向分布から前記条切り材における矯正後あるいは矯正を行わない場合には復熱終了後の前記内部応力により発生する鋼板冷却後の条切りキャンバのたわみ曲線を計算し、更に、前記鋼板の表面温度分布が鋼板冷却後に一様温度となることにより発生する条切りキャンバのたわみ曲線を計算し、前記条切りキャンバのたわみ曲線を前記矯正後あるいは矯正を行わない場合には復熱終了後の前記内部応力により発生する鋼板冷却後の条切りキャンバたわみ曲線に加算して条切り材のキャンバを求めることを特徴とする条切りキャンバの推定方法。
IPC (7件):
B21D 1/05 ,  B21B 37/00 BBL ,  B21B 37/30 ,  B21B 45/02 320 ,  B21B 45/02 ,  B23K 31/00 ,  G05B 13/02
FI (7件):
B21D 1/05 Z ,  B21B 45/02 320 R ,  B21B 45/02 320 F ,  B23K 31/00 F ,  G05B 13/02 K ,  B21B 37/00 BBL ,  B21B 37/00 119 D

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