特許
J-GLOBAL ID:200903017853987587

地図合成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-165859
公開番号(公開出願番号):特開平5-012430
出願日: 1991年07月05日
公開日(公表日): 1993年01月22日
要約:
【要約】【目的】 2枚の狭域地図を合成して地図を作成するプロセスを全自動化し、さらに結果のあいまいさをなくし、また合成時の演算量を減らす。【構成】 重ね合わせ基準点対の選択において個々の物点の計測誤差に依存したしきい値を用いる(ステップ104)。2枚の狭域地図の重なりの程度の評価方法として、これら狭域地図の重複領域において、一方の狭域地図に含まれる物点の「近く」に他方の狭域地図に含まれる物点があれば正の評価値を与え、なければ負の評価値を与えるようにして、重複領域内のすべての物点についての評価値の総和を求めるようにする(ステップ106)。全ての重ね合わせ基準点対の組み合わせについて、重なりの程度の評価を行ない(ステップ107)、最大の評価値のものが最も確からしい重ね合わせ方を表しているものとして地図を合成する(ステップ108)。
請求項(抜粋):
第1および第2の狭域地図の双方に重複して含まれる2以上の物点を基準として前記第1および第2の狭域地図を相互に重ね合わせることにより地図を合成する地図合成方法において、前記第1および第2の狭域地図の実質的に記載されている部分を表わすものであって当該狭域地図に含まれる物点を全て含む領域をそれぞれ第1および第2の地図領域とし、当該狭域地図上での距離の差がしきい値以下である2物点を各々第1および第2の狭域地図から選択し、前記選択された計4つの物点から、前記第1および第2の狭域地図を対応づける2対の重ね合わせ基準点対を定める第1の工程と、前記2対の重ね合わせ基準点対を構成する物点がそれぞれ相互に対応するように、前記第1および第2の狭域地図を相互に平行移動および回転移動させて重ね合わせ、重ね合わせことによって編集される地図における前記第1および第2の狭域地図の整合の度合いの定量的な評価を行う第2の工程と、前記第1および第2の狭域地図の含まれる物点から前記2対の重ね合わせ基準点対を定めるすべての組み合わせについて前記第1および第2の工程を実施し、前記定量的な評価における評価値が最大である重ね合わせ基準点対の組み合わせを選び出し、選び出された重ね合わせ基準点対の組み合わせに基づいて前記第1および第2の狭域地図を相互に重ね合わせて地図を合成する第3の工程とを有し、前記第1の工程におけるしきい値が、対応する物点の位置の計測誤差の大きさに対応して定められ、前記第2の工程における定量的な評価が、前記重ね合わせたときの第1および第2の地図領域の相互に重複する領域において、一方の狭域地図に含まれる物点の近傍の領域が他方の狭域地図に含まれる物点の近傍の領域と重なりをもつ場合に正の評価値を与え、前記一方の狭域地図に含まれる物点の近傍の領域が前記他方の狭域地図に含まれる物点の近傍の領域と重なりをもたない場合に負の評価値を与えたときの、前記各評価値の和によるものであることを特徴とする地図合成方法。
IPC (4件):
G06F 15/66 360 ,  G06F 15/62 335 ,  G06F 15/62 380 ,  G09B 29/00

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