特許
J-GLOBAL ID:200903017876363122

複層コーテイング工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河内 潤二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-145339
公開番号(公開出願番号):特開平5-092304
出願日: 1991年05月21日
公開日(公表日): 1993年04月16日
要約:
【要約】【目的】 高速度綱、超硬合金、サーメット、セラミック等にTi等の硬質物質をコーティングした切削工具の耐摩耗性、耐亀裂性を始めとして、さらに切り粉離れ等の総合的な機能の改善を図る。【構成】 表面被覆膜が原子パーセントでTiを60〜100%含み、Ti以外の金属の膜構成金属がZr,Hf,Nb,Ta,B,Al,Siの一種又は2種以上の成分であり、600°C以下の温度にて炭素、窒素、酸素のうちのいずれか1種または2種以上の化合物の反応ガス成分中で物理蒸着法により母材表面に複層コーティングした。
請求項(抜粋):
高速度鋼、超硬合金、サーメット、セラミックのいずれかを母材質とし、次の(a)乃至(d)の条件を満足させたことを特徴とする金属材料等の加工用の複層コーティング工具。(a)表面被覆膜が原子パーセントでTiを60〜100%含み、Ti以外の金属以外の膜構成金属がZr,Hf,Nb,Ta,B,Al,Siの1種又は2種以上の成分であり、600°C以下の温度にて炭素、窒素、酸素のうちのいずれか1種または2種以上の化合物の反応ガス成分中で物理蒸着法により母材表面に複層コーティングする。(b)コーティング膜の最上層の表面から0.2〜2.0μmの範囲の膜の成分がTi<SB>X </SB>N<SB>Y </SB>(0.2<y/x<0.7)、またはTi以外の成分MがZr,Al,Siであり、Ti<SB>U </SB>M<SB>V </SB>N<SB>W </SB>(但し、0.4<w/u+v<1.0)である。(c)前記コーティング膜のうち、切削に関与する部分はマイクロヴィッカース硬さ(50g)の測定結果がHv1300〜3300であり、膜厚が2.5〜8μmの範囲にあり、かつRa5μm以下の面粗さである。(d)前記コーティング膜に通常のロックウエル(Cスケール)硬度計を用いて押圧した場合に生ずる圧痕を100倍の倍率で観察した結果、圧痕の周囲1mm以上(外側)の範囲で膜の剥離が認めれない。
IPC (5件):
B23B 27/14 ,  B23C 5/16 ,  C22C 29/04 ,  C23C 14/06 ,  C23C 30/00
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭62-084903
  • 特開平1-290784
  • 特開昭56-025960
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