特許
J-GLOBAL ID:200903017918218900
水溶性の繊維反応性染料、その製法及び用途
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-340645
公開番号(公開出願番号):特開平5-345863
出願日: 1992年12月21日
公開日(公表日): 1993年12月27日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 水溶性の繊維反応性染料、その製法及び用途を提供する。【構成】 ヒニルスルホン系の繊維反応性基及びさらに一般式(式中RX は水素又は低級アルキルであり、これは染料において慣用な置換基により置換されておりそしてQ1 及びQ2 は両方共互いに関係なくそれぞれ低級アルキルであり、これは1又は2個の低級アルカノイル基又は1又は2個のアルコキシカルボニル基又は1個のこの様なアルコキシカルボニル及びアルカノイル基又はアミノ基)で示される基を含有する繊維反応性染料、例えばアゾ染料及びそれらの重金属錯塩誘導体、アントラキノン染料、フタロシアニン染料及びホルマザン染料。
請求項(抜粋):
一般式(1)【化1】[式中Fはモノアゾ、ジスアゾ又はポリアゾ染料又はそれらから誘導された重金属錯塩アゾ染料又はアントラキノン、フタロシアニン、ホルマザン、アゾメチン、ジオキサジン、フェナジン、スチルベン、トリフェニルメタン、キサンテン、チオキサンテン、ニトロアリール、ナフトキノン、ピレンキノン又はペリレンテトラカルバミド染料の残基であり、RX は水素原子又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であり、これはハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、2乃至5個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、カルボキシ、スルファモイル、スルホ又はスルファトにより置換されていることができ、nは1又は2の数であり、Vは直接結合又はアルキレン基であるか、又は場合により置換されたアリーレン残基又はアルキレン- アリーレン又はアリーレン- アルキレン又はアルキレン- アリーレン- アルキレン又はアリーレン- アルキレン- アリーレン残基又はアリーレン- アリーレン残基--これはヘテロ基により中断されている--であり、この場合アルキレン残基は1乃至8個の炭素原子を有する該残基でありそして置換されていることができそしてアリーレン残基は、場合により置換されたフェニレン又はナフチレン残基でありそしてこの場合アルキレン残基は1又はそれ以上のヘテロ基により中断されていることができそして結合したアルキレン/アリーレン残基におけるアルキレン及びアリーレン部分はそれぞれの場合ヘテロ基により互いに分離されていることができ、yは1又は2の数であり、zは1又は2の数であり、hは窒素原子であり、yが2であるか又はyが1である場合には、式 -NH-、 -N(R)---式中Rは、上記の意味の一つを有する--- 、 -NH- CO- NH- 、NH- CO- 又は -CO- NH- の基又は直接結合であり、Yはビニル基であるか、又はβ- 位においてアルカリ性条件下脱離することができる置換基を含有するエチル基であり、この場合基 -SO2-YはF又はVの芳香族炭素原子に1乃至4個の炭素原子を有するアルキレン残基を介して又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキルアミノ基を介して結合していることができ、Q1 及びQ2 は両方共互いに同一であるか又は互いに異なる意味を有してそれぞれ1乃至4個の炭素原子を有するアルキルであり、これは2乃至5個の炭素原子を有する1又は2個のアルカノイル基により又は2乃至5個の炭素原子を有する1又は2個のアルコキシカルボニル基により又はこれらアルコキシカルボニルの一つ及びこれらアルカノイル基の一つにより置換されているか、又は一般式(2a)、(2b)、(2c)又は(2d)【化2】〔式中Rz は水素原子又は1乃至6個の炭素原子、好ましくは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であり、これはハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、カルボキシ、2乃至5個の炭素原子を有するカルボアルコキシ、フェノキシカルボニル、2乃至5個の炭素原子を有するアルカノイル、ベンゾイル、スルホベンゾイル、スルファモイル、スルホ及びスルファトよりなる群から選ばれた1又は2個の置換基により及び/又はフェニル残基--これは、場合によりハロゲン、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、スルホ及びカルボキシよりなる群から選ばれた置換基により置換されている--により置換されていることができるか、又は5乃至8個の炭素原子を有するシクロアルキル残基であるか、又はフェニル残基であり、これは、場合によりハロゲン、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、スルホ及びカルボキシよりなる群から選ばれた置換基により置換されており、W1 は、アルキル、アリール、アルキレン- アリール、アリーレン- アルキル、アルキレン- アリーレン- アルキル又はアリーレン- アルキレン- アリール残基であり、この場合、アルキレン残基又はアルキル残基は1乃至8個の炭素原子を有する該残基でありそして繊維反応性でない置換基により置換されていることもできそしてアリーレン残基又はアリール残基はフェニレン又はナフチレン残基又は、それぞれフェニル又はナフチル残基--これらは場合により繊維反応性でない置換基により置換されていることもできそしてその場合アルキレン残基は1又はそれ以上のヘテロ基により中断されていることができそして結合したアルキル(エン)/アリール(エン)残基におけるアルキレン及びアリーレン部分又はアルキル及びアリール部分はそれぞれの場合ヘテロ基により互いに分離されていることができるか、又は残基 -[RZ ]A 及び -[W1 ]B は窒素原子と共に3乃至8個の炭素原子を有するアルキレン残基から構成されている複素環式残基又は、別のヘテロ基及び1乃至4個の炭素原子を有する2個のアルキレン残基から構成されている複素環残基を形成し、Aは零又は1の数でありそしてBは1又は2の数であり、(A+B)の合計は2の数でありそして、Bが2である場合には、基W1は互いに同一の意味を有するか又は互いに異なる意味を有することができ、W2 はシアノ又は一般式(2e)、(2f)又は(2g)【化3】(式中RK は水素原子又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であるか、又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基--これはスルホ、カルボキシ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、フェニル又はフェニル(これはスルホ、カルボキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素及びニトロよりなる群から選ばれた置換基により置換されている)により置換されている--であるか、又は5乃至8個の炭素原子を有するシクロアルキレン残基であり、RL は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル--これはスルホ、カルボキシ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、フェニル又はフェニル(これはスルホ、カルボキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素及びニトロよりなる群から選ばれた置換基により置換されている)により置換されている--であるか、又はフェニル--これは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素、スルホ、カルボキシ及びニトロよりなる群から選ばれた1、2又は3個の置換基により置換されていることができる--であるか、又はRK 及びRL は窒素原子と共に3乃至8個の炭素原子を有するアルキレン残基から構成されている複素環式残基又は、別のヘテロ基及び1乃至4個の炭素原子を有する2個のアルキレン残基から構成されている複素環残基を形成する)で示される基であり、Rz 及びW2 は窒素原子と共に3乃至8個の炭素原子を有するアルキレン残基から構成されている複素環式残基又は別のヘテロ基及び1乃至4個の炭素原子を有する2個のアルキレン残基から構成されている複素環残基を形成し、RA は水素又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル--これはハロゲン、ニトロ、2乃至4個の炭素原子を有するアルカノイル、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ、スルファト、カルボキシ、フェニル又はスルホ- 置換フェニルにより置換されていることができる--であるか、又は3乃至5個の炭素原子を有するアルケニル又は3乃至5個の炭素原子を有するアルキニルであるか、又は5乃至8個の炭素原子を有するシクロアルキルであるか、又はフェニル、ナフチル、フェニル--これは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ及びカルボキシルよりなる群から選ばれた1又は2個の置換基により置換されている--又はナフチル--これは1、2又は3個のスルホ基により置換されている--又はシアノでありそしてRC は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル--これはハロゲン、ヒドロキシ、2乃至5個の炭素原子を有するアルカノイルオキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、カルボキシ、スルホ、スルファト、フェニル又はフェニル(これは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、スルホ及びカルボキシよりなる群から選ばれた1又は2個の置換基により置換されている)により置換されていることができる--であるか、又は3乃至5個の炭素原子を有するアルケニル又は3乃至5個の炭素原子を有するアルキニルであるか、又はフェニル--これはメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、ニトロ、カルボキシ及び/又はスルホにより置換されていることができる--であるか、又はシアノである〕で示される基であるか、又はQ1 及びQ2 は両方共互いに同一であるか又は互いに異なる意味を有して、それぞれの場合一般式(2A)【化4】(式中WR は水素原子は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基、例えばエチル又はメチル基であるか、又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基--これはスルホ、カルボキシ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、例えばメトキシ及びエトキシ、フェニル又はフェニル(これはスルホ、カルボキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素及びニトロよりなる群から選ばれた置換基により置換されている)により置換されている--であるか、又は5乃至8個の炭素原子を有するシクロアルキル残基、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル又はジメチルシクロヘキシル残基であり、Ws は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えばエチル又はメチル又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル--これはスルホ、カルボキシ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシ、シアノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、例えばメトキシ及びエトキシ、フェニル又はフェニル(これはスルホ、カルボキシ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素及びニトロよりなる群から選ばれた置換基により置換されている)により置換されている--であるか、又はフェニル--これは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えばエチル及び、特にメチル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、例えばエトキシ及び、特にメトキシ、塩素、スルホ、カルボキシ及びニトロよりなる群から選ばれた1、2又は3個の置換基により置換されていることができる--であり、WR 及びWs は窒素原子と共に3乃至8個の炭素原子、好ましくは4乃至6個の炭素原子を有するアルキレン残基から構成されている複素環式残基又は、別のヘテロ基、例えば窒素原子、酸素原子又は基 -NH- 及び1乃至4個の炭素原子を有する2個のアルキレン残基から構成されている複素環式残基、例えばN- ピペラジノ、N- ピペリジノ又はN- モルホリノ残基を形成する)で示される1個の基である]に相当する染料であるが、ただし一般式(1)において、Q1 がシアナミド基でありそしてQ2 が同時にアリール、アルキレン- アリール、アリーレン- アルキル、アルキレン- アリーレン- アルキル又はアリーレン- アルキレン- アリール残基--これは1又はそれ以上の可溶化置換基により置換されておりそして場合により又他の置換基を含有しそして/又はヘテロ基により中断されていることができる--であるか、又はシアナミド残基であるか、又はQ2 がシアナミド基でありそしてQ1 が同時にアリール、アルキレン- アリール、アリーレン- アルキル、アルキレン- アリーレン- アルキル又はアリーレン- アルキレン- アリール残残基--これは1又はそれ以上の可溶化置換基により置換されておりそして場合により又他の置換基を含有しそして/又はヘテロ基により中断されていることができる--であるか、又はシアナミド残基である染料を除く染料。
IPC (3件):
C09B 62/505
, C09B 62/515
, D06P 1/38
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