特許
J-GLOBAL ID:200903017922169204

繊維材料から成る容器及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-011870
公開番号(公開出願番号):特開平8-209599
出願日: 1995年01月27日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【目的】内容積の低減を抑制しつつ、相互の嵌合を防止可能な繊維材料製容器及びその製造方法を提供する。【構成】側壁部3の開口端寄りに内面側に突出する第1張出部5aと、底面部2寄りに外面側に突出する第2張出部5bを備える。両張出部5a,5bは長手方向で直列的で、頂部6a,6bは側壁部3の高さ方向の中間位置に向って接近するように側壁部3に対して傾斜して設けられる。頂部6bの傾斜角βは頂部6aの傾斜角αより大きく、頂部6bは容器1の底面部2に垂直に設けられる。容器1は外側面部11に凹状溝16a及び凸状部18aを備える凸状成形部9と、内側面部13に凸状部18b及び凹状溝16bを備える凹状成形部10とを用いて製造される。頂部19a及び谷部17bの傾斜は、谷部17a及び頂部19bの傾斜より大きく、頂部19a及び谷部17bは容器1の底面部2に垂直になっている。
請求項(抜粋):
繊維材料を分散させた懸濁液を一対の金型間で加圧・加熱しつつ水分を除去することによりプレス成形され、底面部と、傾斜して形成されて該底面部を嵌合自在な大きさの開口端を形成する側壁部とを備え、該側壁部に一方から押入されて他方に突出した形状の張出部が高さ方向に延在して形成されていて、該張出部の開口端側の端部における内寸幅が、該張出部を設けた箇所に対応する該底面部の外寸幅以下になるように形成された容器において、前記張出部は、前記側壁部の開口端寄りの箇所に外面側から押入されて内面側に突出した形状の第1の張出部と、底面部寄りの箇所に内面側から押入されて外面側に突出した形状の第2の張出部とからなり、前記両張出部はそれらの長手方向で直列的に設けられると共に、前記両張出部はその頂部が前記側壁部の高さ方向の中間位置に向って接近するよう該側壁部に対して傾斜して設けられていることを特徴とする繊維材料から成る容器。

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