特許
J-GLOBAL ID:200903017944019613

自動ドア制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093482
公開番号(公開出願番号):特開平9-256733
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 ブラシレス直流モータを用い、その内蔵された磁極検出センサを活用することで、エンコーダ等を使用せずに全閉扉ドアからの僅かな手動により、自動開扉動を始動させて、粗暴な手動開扉によるギヤやドアの損壊を安価に防止可能とする。【解決手段】 検知センサ5aが故障しドア4aが閉扉状態にある場合、ドア4aを手動で僅か開扉動すると、ブラシレス直流モータ1の磁極をもったマグネットロータ1aが回動し、これに近接の磁極検出センサ1dに生ずる磁極の変化による磁極検出信号S1 をモータ駆動部2だけでなく、制御演算部7にも送信する。ここで磁極検出信号S1 が計数カウントされて得た位置検出信号に基づいて、ドア4aの開扉方向への移動を判じ、これにより開扉方向へのドア駆動信号S4を、制御演算部7から送信し、これを受けたモータ駆動部2からのモータ駆動信号S2 により、ブラシレス直流モータ1が稼動して、ドア4aが全開傘状態へ移動する。
請求項(抜粋):
駆動コイルを巻回したステータとマグネットロータ、そして当該マグネットロータの磁極の変化を磁極検出信号として送信する磁極検出センサをも備えたブラシレス直流モータと、上記磁極検出信号の受信により、ブラシレス直流モータをブラシレス駆動するためのモータ駆動信号が出力されるモータ駆動部と、このブラシレス直流モータの稼動により、ドアが開閉駆動されるドア開閉機構と、当該ドアに臨設した人体等の検知センサから検知信号を受信して、上記のモータ駆動部にドア駆動信号を送信することで、付接記憶部に記憶された作動パターンにより、当該モータ駆動部からの前記モータ駆動信号に基づき、ドアの開閉ストロークや減速位置を制御するようにした制御演算部とからなる自動ドア制御装置において、上記の制御演算部は、前記検知センサの故障中に、全閉扉状体のドアを手動開扉することでマグネットロータが回動し、これにより、磁極検出センサから送信の磁極検出信号を計数カウントして得たドアの位置検出信号に基づいて、ドアの閉扉位置から開扉方向への移動と判じ、このことで前記ドア駆動部に開扉方向へのドア駆動信号を送信し、これによるモータ駆動信号によって稼動されたブラシレス直流モータの起動によりドアを全開扉状態とし、当該全開扉の時点より、制御演算部がモータ駆動部に前記作動パターンによる閉扉方向へのドア駆動信号を送信して、ドアが全閉扉状態となるまで移動されるようにしたことを特徴とする自動ドア制御装置。

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