特許
J-GLOBAL ID:200903017960372935

摩擦圧接方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-205903
公開番号(公開出願番号):特開平11-047958
出願日: 1997年07月31日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】 ワーク当接面の状態を定量的に管理し、高品質の製品を得る。【解決手段】 摩擦圧接の過程において、当接面に塑性流動層が形成されるB点まで、ワーク間の相対回転数N=Na 、押付速度V=Va で一定に保つ。その後、相対回転数を所定の減速率で停止させ(C点)、該回転停止後に押付を停止する。さて、回転数Na 、速度Va を維持するためには、回転トルク及び押付力を増減する必要がある。この回転トルク及び押付力を監視することにより、当接面の軟化の様子を把握する。そして、摩擦圧接に適した状態である塑性流動層の形成を確認し、B点を決定する。ところで、当接開始からB点までにワークの当接面に投入したエネルギー量は、回転数Na 、速度Va によって決定される。また、該エネルギー量は接合強度に直接関係する。よって、所望のエネルギー量が得られるように、回転数Na 、速度Va の値を設定する。
請求項(抜粋):
同軸上に配置した複数のワーク間に相対回転と押付圧力とを付与することにより各ワークの当接面を軟化させ、ワーク同士を溶着する摩擦圧接方法であって、摩擦圧接の過程において、ワーク間の相対回転数及び押付速度を、前記当接面に塑性流動層が形成されるまで所定値一定に保ち、その後前記相対回転数を所定の減速率で停止させ、該回転停止後に押付を停止する各ステップを有する摩擦圧接方法。

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