特許
J-GLOBAL ID:200903017988194471

耐硫化物応力割れ性に優れる高強度鋼材とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 穂上 照忠 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-056509
公開番号(公開出願番号):特開平9-249935
出願日: 1996年03月13日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】【課題】安価な低合金鋼材であって、高強度で、かつ耐硫化物応力割れ性に優れる鋼材 (特に継目無し鋼管) およびその製造方法の提供。【解決手段】(1) C(炭素)含有量が0.20〜0.60%の低合金鋼であって、残留オーステナイトの体積分率が 1〜10%で残部が主にマルテンサイトからなる金属組織を有することを特徴とする耐硫化物応力割れ性に優れた高強度鋼材、とりわけ耐力が 77.3kgf/mm2 以上で、かつ NACE TM 0177 浴中の割れ発生限界応力 (σth) が実降伏応力の80%以上である耐硫化物応力割れ性に優れた高強度鋼材。(2) C(炭素)含有量が0.20〜0.60%の低合金鋼を熱間加工した後、焼入れし、その後に Ac1変態点を超える温度で焼戻すことを特徴とする上記(1) の耐硫化物応力割れ性に優れる高強度鋼材の製造方法。この方法では、焼入れを熱間加工からの直接焼入れ法によって行い、焼戻しを Ac1変態点を超え、「Ac1 変態点+30°C」までの温度域で行うのが望ましい。
請求項(抜粋):
C(炭素)含有量が 0.20 〜0.60重量%の低合金鋼であって、残留オーステナイトの体積分率が 1〜10%で残部が主にマルテンサイトからなる金属組織を有することを特徴とする耐硫化物応力割れ性に優れた高強度鋼材。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/10 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/54
FI (4件):
C22C 38/00 301 F ,  C21D 8/10 C ,  C21D 9/08 E ,  C22C 38/54

前のページに戻る