特許
J-GLOBAL ID:200903018002841942

リガンド結合アッセイおよび阻害性分析物分離領域を有するキット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-549963
公開番号(公開出願番号):特表2002-516393
出願日: 1999年04月30日
公開日(公表日): 2002年06月04日
要約:
【要約】本発明は、結合反応により分析物を測定する方法であって、i)サンプル中に存在する成分の輸送が起こり得る流動マトリックス(輸送流)上のサンプル適用領域(ASZ)にサンプルを適用し、流動マトリックスがさらに、a)所望により、分析的に検出可能な結合反応物(反応物*=R*)適用領域(AR*Z)、b)ASZの下流に位置し、かつ、マトリックスにしっかり固定されたさらなる結合反応物(キャプチャー)を含んでなり、そこで本方法の際にキャプチャーおよび分析物ならびに/または反応物*を含む複合体(シグナル複合体)が形成される、検出領域(DZ)を含んでなり、さらに、ii)検出領域においてシグナル複合体を検出する(なお、測定された当該シグナルは分析物を測定するのに使用される)ことを含んでなる方法に関する。本発明によれば、該流動マトリックスはASZとDZの間に少なくとも1つの分離領域(SZ)を含んでなり、該領域はマトリックス内に輸送される成分に対して結合能を持つ構造(リガンド)を示し、該成分がDZに輸送される場合には測定可能なシグナルに影響を及ぼす。本発明はまた、該流動マトリックスを含んでなる試験キットに関する。
請求項(抜粋):
結合反応によりサンプル中の分析物を測定する方法であって、 i.サンプル中に存在する成分の輸送が起こり得る流動マトリックス(輸送流)上のサンプル適用領域(ASZ)にサンプルを適用し、流動マトリックスがさらに、 a)所望により、分析的に検出可能な結合反応物(反応物*=R*)適用領域(AR*Z)、 b)ASZの下流に位置し、かつ、マトリックスにしっかり固定されたもう1つの結合反応物(キャプチャー)を含んでなり、そこで本方法の際にキャプチャーおよび分析物ならびに/または反応物*を含む複合体(シグナル複合体)が形成される、検出領域(DZ)を含んでなり、さらに、 ii.検出領域においてシグナル複合体を検出する(なお、測定された当該シグナルは分析物を測定するのに使用される)ことを含んでなり、流動マトリックスがASZとDZの間に少なくとも1つの分離領域(SZ)を含んでなり、またこの領域(SZ)が、(i)マトリックス内に輸送される分析物以外の少なくとも1つの成分(なお、該成分はDZに輸送される場合には測定可能なシグナルに影響を及ぼすであろうが、該成分がDZにおける分析物の検出を実質的に阻害しない)か、または(ii)分析物のいずれかに対して結合能を有する構造(リガンド)を示し、かつ、分析物に対するリガンドの結合能が測定されることを特徴とする方法。
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (2件)

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