特許
J-GLOBAL ID:200903018007226561

誘導電動機の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-215910
公開番号(公開出願番号):特開2000-050698
出願日: 1998年07月30日
公開日(公表日): 2000年02月18日
要約:
【要約】【課題】 インバータのデッドタイムによる影響を受けずに励磁インダクタンスMの変動およびモータの温度変化等による二次抵抗r2の変動を同定し、常に精度良く所望の出力トルクを得る。【解決手段】 トルク指令値T*が所定値Trf以下の場合に、トルク電流指令i1q*とトルク電流i1qとに基づき算出されるトルク電圧指令GqΔi1qに基づいて励磁インダクタンスMを同定し、励磁電流指令i1d*と励磁電流i1dに基づき算出される励磁電圧指令GdΔi1dに基づいてデッドタイム補正値を同定する。またGqΔi1qに基づき、二次抵抗値r2を同定する。これらの同定された励磁インダクタンスM、二次抵抗値r2とを用いて誘導電動機のベクトル制御を行う。
請求項(抜粋):
インバータによって出力された三相交流電圧によって駆動される誘導電動機の制御装置であって、トルク指令と磁束密度指令を入力とし、当該二相指令を前記電動機の1次電流を制御するための三相電圧指令に変換し、前記誘導電動機の実際の三相の1次電流をトルク電流検出値と励磁電流検出値の二相の検出値に変換してフィードバック制御を行う誘導電動機の制御装置において、前記三相電圧指令とデッドタイム補正値を入力とし、前記インバータに対して三相補正電圧指令を出力するデッドタイム補償手段と、前記磁束密度指令と、励磁インダクタンス補正値とによって補正された励磁インダクタンスとに基づき励磁電流指令値を算出する励磁電流指令発生手段と、前記励磁電流指令と前記励磁電流検出値に基づき励磁電流誤差を算出し、当該励磁電流誤差に基づき、励磁電流と同相の励磁電圧指令を算出する励磁電圧指令算出手段と、前記トルク指令と前記磁束密度指令に基づきトルク電流指令を算出するトルク電流指令発生手段と、前記トルク電流指令と前記トルク電流検出値に基づきトルク電流誤差を算出し、当該トルク電流誤差に基づき、トルク電流と同相のトルク電圧指令を算出するトルク電圧指令算出手段と、前記トルク電圧指令に基づきモータの二次抵抗の補正値を算出する二次抵抗補正値算出手段と、前記トルク電流指令および前記磁束密度指令と、前記二次抵抗補正値によって補正された二次抵抗値とに基づきすべり角周波数を算出するすべり角周波数算出手段と、前記すべり角周波数と実際のモータの角周波数に基づき角周波数指令を算出する角周波数指令算出手段と、前記トルク指令が、予め定められたしきい値以下である場合にオンとなる第1および第2のスイッチと、前記第1のスイッチがオンの場合には前記トルク電圧指令に基づいて前記励磁インダクタンス補正値を算出し、また前記第1のスイッチがオフの場合には前記励磁インダクタンス補正値を保持する励磁インダクタンス補正値算出手段と、前記第2のスイッチがオンの場合には前記励磁電圧指令に基づいて前記デッドタイム補正値を算出し、また前記第2のスイッチがオフの場合には前記デッドタイム補正値を保持するデッドタイム補正値算出手段と、前記励磁電圧指令および前記トルク電圧指令と、前記角周波数指令とに基づいてモータに印加する前記三相電圧指令を算出する三相電圧指令発生手段と、を有することを特徴とする誘導電動機の制御装置。
Fターム (22件):
5H576AA17 ,  5H576BB07 ,  5H576BB10 ,  5H576CC01 ,  5H576DD02 ,  5H576DD04 ,  5H576EE01 ,  5H576GG04 ,  5H576HB01 ,  5H576JJ04 ,  5H576JJ05 ,  5H576JJ22 ,  5H576JJ23 ,  5H576JJ25 ,  5H576JJ28 ,  5H576JJ30 ,  5H576LL07 ,  5H576LL22 ,  5H576LL29 ,  5H576LL30 ,  5H576LL40 ,  5H576LL41

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