特許
J-GLOBAL ID:200903018018918341

ポリエチレンワックスを含有する直接塗装可能な熱可塑性オレフィン組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-031080
公開番号(公開出願番号):特開平11-279341
出願日: 1999年02月09日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】直接塗装できるポリマー塗料組成物を提供する。【解決手段】直接塗装できるポリマー組成物は、(1)熱可塑性オレフィン、(2)脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸の無水物でグラフトしたプロピレンホモポリマー、又はエチレンまたはC4〜C8のアルファ-オレフィンとのプロピレンコポリマー、(3)116°C未満の溶融点と、40未満の酸価を有する酸化ポリエチレンワックス、(4)グラフトポリマーの無水物基と反応する官能化ポリマー、任意に、(5)脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸の無水物でグラフトしたポリオレフィンゴム、及び(6)脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸の無水物でグラフトしたエチレンポリマーを含む。この組成物は、特に、自動車のバンパーの様な射出成形部品を製造するのに有用であり、優れた塗料接着性及び耐久性を示す。
請求項(抜粋):
(1)少なくとも80のアイソタクチック指数を有するオレフィンポリマーとオレフィンポリマーゴムとを含み、少なくとも20重量%のゴム含有量を有する熱可塑性オレフィン100重量部、(2)プロピレンホモポリマー、又は、約0.5重量%〜約20重量%のエチレン又はアルファ-オレフィン含有量を有する、エチレン又はC4 〜C8 のアルファ-オレフィンとのプロピレンコポリマーであって、脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸無水物でグラフトした、約2重量%〜約5重量%の無水物含有量を有するプロピレンホモポリマー又はプロピレンコポリマーを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約5〜約20重量部、(3)116°C未満の溶融点と40未満の酸価を有する酸化ポリエチレンワックスを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約3〜約20重量部、(4)該グラフトポリマーの無水物基と反応する官能化ポリマーであって、(a)アミン末端化ポリアルキレングリコールを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約6重量部、(b)ヒドロキシ末端化ポリオレフィンを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約6重量部、(c)ヒドロキシ末端化ポリブタジエンを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約6重量部、(d)ヒドロキシ末端化オレフィン/アルキレンオキサイドコポリマーを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約8重量部、(e)ヒドロキシ末端化ポリアルキレンオキサイドを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約8重量部、(f)メトキシ末端化ポリアルキレンオキサイドを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約8重量部、(g)アミン末端化オレフィン/アルキレンオキサイドコポリマーを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約2〜約8重量部、及び、(h)それらの混合物、から成る群から選ばれた官能化ポリマー、(5)任意に、脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸無水物でグラフトしたポリオレフィンゴムであって、少なくとも0.3重量%で3重量%未満の無水物含有量を有し、エチレンとC3 〜C8 のアルファ-オレフィンとのポリマーを含み、任意に、約0.5重量%〜約10重量%のジエンを含み、且つ約30重量%〜約70重量%のエチレンを含むポリオレフィンゴムを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約5〜約30重量部、及び、(6)任意に、脂肪族α,β-不飽和ジカルボン酸無水物でグラフトしたエチレンポリマーであって、約1重量%〜約16重量%の無水物含有量と、約500〜約5000の分子量Mn とを有するエチレンポリマーを、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり約5〜約20重量部、含む組成物であって、熱可塑性オレフィンの100重量部当たり、少なくとも5重量部の無水物グラフトポリプロピレン又はプロピレンコポリマーと3重量部の酸化ポリエチレンワックスとが存在する事を特徴とする組成物。
IPC (6件):
C08L 23/02 ,  C08L 23/16 ,  C09D123/02 ,  C08L 23:26 ,  C08L 47:00 ,  C08L 71:02
FI (3件):
C08L 23/02 ,  C08L 23/16 ,  C09D123/02
引用特許:
審査官引用 (9件)
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