特許
J-GLOBAL ID:200903018035219740

トルクコンバータのロックアップ機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-094388
公開番号(公開出願番号):特開平5-296313
出願日: 1992年04月14日
公開日(公表日): 1993年11月09日
要約:
【要約】【目的】 トルクコンバータのロックアップクラッチピストンが引き摺り防止上大きなクラッチ隙間を設定されていても、確実に作動されるようにする。【構成】 Oリング31及び逆止弁32はコンバータ状態からロックアップ状態への切り換え時逆止作用でロックアップクラッチピストン4の前後に差圧を生じさせ、又逆方向への切り換え時も逆止弁32の開弁圧相当の差圧を生じさせることができ、いずれの場合も切り換え応答遅れが発生するのをなくし得る。更にコンバータ状態で、Oリング31及び逆止弁32は逆止弁32の開弁圧相当の差圧をロックアップクラッチピストン4の前後に常時生じさせておくことができ、ロックアップクラッチピストン4を最大限コンバータカバー2から離反した位置に保って引き摺りを防止し得る。
請求項(抜粋):
入力翼車の開口端をコンバータカバーにより塞いで画成した室内に、前記入力翼車に対向するよう配して出力翼車を設けると共に、前記コンバータカバーに対向するよう配してロックアップクラッチピストンを設け、前記室内のうちロックアップクラッチピストン及びコンバータカバー間に生じたロックアップ制御室から残余のコンバータ室に作動流体を通流させる時ロックアップクラッチピストンがコンバータカバーから離反して入力翼車から出力翼車への動力伝達が作動流体を介してなされ、作動流体を逆にコンバータ室からロックアップ制御室に通流させる時ロックアップクラッチピストンがコンバータカバーに圧接されて入出力翼車間を直結し、入力翼車から出力翼車への動力伝達がロックアップクラッチピストンを介してなされるようにしたトルクコンバータにおいて、前記ロックアップクラッチピストンに、コンバータ室及びロックアップ制御室間を隔絶するシール手段を設けると共に、コンバータ室からロックアップ制御室への作動流体流を阻止し、逆向きの作動流体流を許容する逆止弁を設けてなることを特徴とするトルクコンバータのロックアップ機構。

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