特許
J-GLOBAL ID:200903018085254725

認証通信方法および認証通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-000700
公開番号(公開出願番号):特開2000-201144
出願日: 1999年01月05日
公開日(公表日): 2000年07月18日
要約:
【要約】【課題】 量子力学の不確定性原理によってその安全性が原理的に保証されている認証通信方法および認証通信装置を提供する。【解決手段】 送信者は認証機関1からID番号を支給され、互いに直交する四つ以上の量子力学内部状態を持つ粒子または粒子系を情報キャリアとし、有意情報ビットを符号化した情報キャリアとID情報ビットを符号化した情報キャリアを生成し、有意情報ビット列にID情報ビットをランダムに挿入した全情報キャリアを受信者に送信し、受信者は全情報キャリアを受信して測定結果を得、送信者の要求により幾つかの測定結果を送信者に報告し、送信者は測定結果に基づき受信者の測定の確認後、ID情報ビットの挿入位置を開示し、受信者はID情報ビットの挿入位置に基づき有意情報ビットを復号し文書情報を得、ID情報ビットを認証機関1に問い合わせ、送信者が本人であるかどうかを照合してもらう。
請求項(抜粋):
四つ以上の互いに直交する量子力学的内部状態を有する粒子または粒子系を情報キャリアとして利用して送信すべき情報を符号化し、認証機関において送信者に発行される個人認証用ID番号を送信すべき文書情報に付加して送信者から受信者に送信する認証通信方法であって、前記四つ以上の互いに直交する量子力学的内部状態を有する粒子または粒子系においてそれぞれ二つの量子状態からなる第一および第二の直交基底系の一方を用いて、送信者から受信者に送信すべき文書情報に相当する有意情報ビットを符号化した情報キャリアを生成し、前記第一および第二の両方の直交基底系をランダムに用いて、前記個人認証用ID番号に相当するID情報ビットを符号化した情報キャリアを生成し、前記有意情報ビット列を表す情報キャリアの時系列に前記ID情報ビットを符号化した情報キャリアをランダムに挿入した全情報キャリアの時系列を生成して受信者に送信し、受信者は前記第一および第二の直交基底系における量子状態の組合せ方とは異なる組合せ方により構成される第三または第四の直交基底系を用いて、送信者から送信された前記全情報キャリアを受信することにより測定結果を得、受信者は送信者によって指定された幾つかの情報キャリアに対応する前記測定結果を送信者に報告し、送信者は受信者から報告された前記測定結果に基づき受信者が測定を行ったかどうかを確認した後、受信者に対して前記ID情報ビットの挿入位置を開示し、受信者は前記開示されたID情報ビットの挿入位置情報に基づき有意情報ビットおよびID情報ビットを復号して文書情報およびID情報ビットを得て、この復号したID情報ビットを認証機関に問い合わせて、送信者が本人であるかどうかを照合してもらうことを特徴とする認証通信方法。
IPC (2件):
H04L 9/38 ,  H04L 9/32
FI (3件):
H04L 9/00 691 ,  H04L 9/00 673 D ,  H04L 9/00 675 Z
Fターム (8件):
5J104AA05 ,  5J104AA07 ,  5J104KA01 ,  5J104KA06 ,  5J104MA01 ,  5J104NA05 ,  5J104PA07 ,  5J104PA10

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