特許
J-GLOBAL ID:200903018094310530

二酸化炭素の電気化学的分離法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂本 光雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-201019
公開番号(公開出願番号):特開平11-028331
出願日: 1997年07月11日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 排ガスから純粋な二酸化炭素を連続的に取り出す。【解決手段】 溶融炭酸塩をしみ込ませた電解質板をカソード2とアノード3で挟んでなる濃縮機4を用いる。カソード2とアノード3との間に電源5により電位を与える。カソード2に低濃度のCO2 とO2 を含む排ガスを供給し、電気化学反応によりCO2 をCO3 2-に変える。CO3 2-を電解質板1を通しアノード3に泳動させ、電気化学反応によりCO2 とO2 を分離生成させ、アノード出口ガスとして圧縮液化分離機7に送る。圧縮液化分離機7でCO2 を分離させた後のO2 を気体のままカソード2の入口にリサイクルさせる。
請求項(抜粋):
溶融炭酸塩をしみ込ませた多孔質物質製電解質板を多孔質体製のカソードとアノードで両面から挟んでなる濃縮機を用い、上記カソードとアノードとの間に電位を与えた状態として、カソードに原料ガスとして低濃度の二酸化炭素と酸素を含むガスを供給し、該カソード側でCO2 +1/2 O2 +2e- →CO3 2-の電気化学反応を行わせ、生成された炭酸イオンを電解質板を通しアノードに移動させ、該アノード側で電気化学反応を行わせることにより、炭酸イオンから二酸化炭素と酸素とを濃縮分離させてアノード出口ガスとして排出させ、しかる後、該アノード出口ガス中から二酸化炭素を分離して、残った酸素ガスを上記カソードの入口に供給することを特徴とする二酸化炭素の電気化学的分離法。
IPC (2件):
B01D 53/32 ,  C01B 31/20
FI (2件):
B01D 53/32 ,  C01B 31/20 B
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特公平7-020532

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