特許
J-GLOBAL ID:200903018097654630

プラスチック材の脱塩素処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-038734
公開番号(公開出願番号):特開平10-235309
出願日: 1997年02月24日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 プラスチック材を加熱処理すると、加熱処理時により有害な塩素系ガスが発生し、そのままでは再利用することも、放出することもできない。【解決手段】 プラスチック材を加熱処理する際、炭酸系のアルカリ物質からなる脱塩素剤を添加する。加熱処理時に発生する有害な塩素系ガスと、脱塩素剤とが反応し、例えば、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を添加した場合には、塩化水素(HCl)と反応して次のようになる。(NaHCO3)+(HCl)→(NaCl)+(H2O)+(CO2)NaとCO成分があれば、塩素成分は、残渣の一部となるNaClと、水分(H2O)と気体のCO2となり、ダイオキシンの原因の一因である塩素系ガスを生成することはなく、排ガスおよび残渣の無害化が実現でき、再利用が可能となる。
請求項(抜粋):
加熱により有害な塩素系ガスを多量に発生するプラスチック材の脱塩素処理方法において、前記有害な塩素系ガスと、添加した炭酸系のアルカリ物質からなる脱塩素剤とを加熱された低酸素雰囲気中で反応させ、有害な塩素系ガスを無害な塩化物に置換生成するようにしたことを特徴とするプラスチック材の脱塩素処理方法。
IPC (4件):
B09B 3/00 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/68 ,  C10B 53/00
FI (4件):
B09B 3/00 302 A ,  C10B 53/00 B ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/34 134 A
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る