特許
J-GLOBAL ID:200903018105700751

雑音抑圧装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-302550
公開番号(公開出願番号):特開平8-160994
出願日: 1994年12月07日
公開日(公表日): 1996年06月21日
要約:
【要約】【目的】 少ない記憶容量と演算量により、雑音が重畳した音声から雑音を除去することができる雑音抑圧装置を提供することを目的とする。【構成】 環境雑音が存在する環境下で音声がときどき入力されるような場合には、雑音スペクトル更新部13が、フーリエ分析部12の出力と雑音スペクトル記憶部14内の前の雑音スペクトルとに基づいて、現在の雑音スペクトルを求める。雑音スペクトル更新部13が、雑音スペクトル記憶部14内の前の雑音スペクトルと求めた現在の雑音スペクトルとを、雑音信号判定部15の判定に基づいて切り換え、推定雑音スペクトルとして出力し、雑音スペクトル記憶部14内の前の雑音スペクトルを現在の雑音スペクトルに更新する。
請求項(抜粋):
入力信号に対して所定の時間間隔で窓掛けを行い、前記入力信号から前記時間間隔で前記窓掛けに応じた長さのフレームにおける波形を切り出す切り出し部と、前記切り出し部からの前記フレーム内の波形をフーリエ分析して、振幅スペクトルと位相スペクトルとに分解するフーリエ分析部と、前記フーリエ分析部からの振幅スペクトルに基づいて、前記入力信号が雑音のみか雑音の重畳した音声であるかを判定する雑音信号判定部と、前記雑音信号判定部の判定に応じて、前記フーリエ分析部からの振幅スペクトルに基づいて求めた雑音に対応した雑音スペクトルを出力する雑音スペクトル更新部と、前記雑音スペクトル更新部から出力された前記雑音スペクトルを記憶する雑音スペクトル記憶部と、前記フーリエ分析部により分解された前記振幅スペクトルから前記雑音スペクトル記憶部に記憶された雑音スペクトルを引き算する振幅引算部と、前記振幅引算部による前記引き算の結果を半波整流する半波整流部と、前記半波整流部による前記半波整流後の振幅スペクトルと前記フーリエ分析部からの位相スペクトルとに基づいて逆フーリエ変換し、音声波形を再生する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部により再生された各フレームの音声波形を合成して連続した音声波形を生成する波形再生部とを備え、前記雑音スペクトル更新部を、前記フーリエ分析部により前記フレーム内の波形から分解された振幅スペクトルと前記雑音スペクトル記憶部内の雑音スペクトルとに基づいて、前記フレーム内の波形の雑音スペクトルを演算し、前記雑音信号判定部の前記入力信号が雑音であるとの判定を検出した場合には、前記演算によって求められた雑音スペクトルを出力し、前記雑音信号判定部の前記入力信号が音声であるとの判定を検出した場合には、前記雑音スペクトル記憶部内の雑音スペクトルを出力するよう構成した雑音抑圧装置。
IPC (3件):
G10L 9/00 ,  G10L 3/00 ,  G10L 3/02 301

前のページに戻る