特許
J-GLOBAL ID:200903018127482472

金属、特に鋼の連続鋳造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-585970
公開番号(公開出願番号):特表2003-534134
出願日: 2001年05月17日
公開日(公表日): 2003年11月18日
要約:
【要約】高い熱流を放出でき、耐熱性であると同時に高い鋳込速度時の使用に対して適する、鋳型壁(1,18)付き鋳型及び鋳型冷却装置を有する金属、特に鋼の連続鋳造装置をさらに改良するため、この装置の鋳型の少なくとも1つの鋳型壁(1,18)が、鋼鋳型壁(2)及びこの鋼鋳型壁用の支持格子(3)を有する。この場合、磁場発生器(3.2)が、磁場(3.1)を発生させるために存在する。この磁場(3.1)は、支持格子(3)を通じて鋼鋳型壁(2)に作用し、この鋼鋳型壁(2)がこの支持格子(3)に引き寄せられる。この場合、鋳型冷却装置が、噴射冷却部(10)を有する。
請求項(抜粋):
【請求項01】 鋳型壁(1,18)付き鋳型及び鋳型冷却装置を有する金属、特に鋼の連続鋳造装置において、 少なくとも1つの鋳型壁(1,18)が、1つの鋼鋳型壁(2)及びこの鋼鋳型壁用の支持格子(3)を有すること、 1つの磁場発生器(3.2)が、磁場(3.1)を発生させるために存在し、この磁場(3.1)は、支持格子(3)を通じて鋼鋳型壁(2)に作用して、この鋼鋳型壁(2)がこの支持格子(3)に引き寄せられること、及び、 鋳型冷却装置は、噴射冷却部(10)を有することを特徴とする装置。 【請求項02】 鋼鋳型壁(2)は、0.5 〜5mm の厚さを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。 【請求項03】 鋼鋳型壁(2.1)は、少なくとも1枚の鋼層、特に鋼/銅又は金属/鋼/金属の層を有する金属層から形成され、この場合、金属は、例えば銅であることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。 【請求項04】 支持格子(3)は、チェンバ(9)を内包した支持壁(11)を有し、この場合、磁場(3.1)が、支持壁(11)を通じて鋼鋳型壁(2)内に入り込むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。 【請求項05】 噴射冷却部(10)は、噴射ノズル(10.1)を有し、これらの噴射ノズルは、支持格子(3)のチェンバ(9)内で後側から鋼鋳型壁(2)を冷却することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。 【請求項06】 噴射冷却部(10)の強度が、鋳型壁内のエネルギー変化に対して関数的に調節可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。 【請求項07】 装置は、鋼鋳型壁(2)の液体金属に面した側の表面温度(15)を制御する装置を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置。 【請求項08】 鋼鋳型壁(2)及びこの鋼鋳型壁(2)用の支持格子を有する鋳型壁(1)は、長方形サイズに、特にスラグサイズに又は薄いスラグサイズに鋳造する鋳型の幅広側のうちの一方又は双方であること、及び、 幅広側(1)のそれぞれの鋼鋳型壁(2)は、鋳型の高さ(16)上の幅広側の中央に沿って固定装置(4.1)によって固定されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。 【請求項09】 鋳型は、鋳型入口(6)及び鋳型出口(7)を有すること、及び、 鋼鋳型壁(2)は、鋳型入口(6)又は鋳型出口(7)に対して水平に固定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。 【請求項10】 支持格子(3)の支持壁(11)は、鋼鋳型壁(2)を向いたこれらの支持壁(11)の端部にボール(11.2)を有し、これらのボール(11.2)は、この鋼鋳型壁(2)の熱によって自由に運動するための軸受として使用されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。 【請求項11】 ボールベアリングのボール(11.2)は、流動媒体によって作動可能であることを特徴とする請求項10に記載の装置。 【請求項12】 支持格子(3)の支持壁(11)は、鋼鋳型壁(2)を向いたこれらの支持壁(11)の端部にグラファイト(11.1.1)から成る特に丸く形成されている支持格子ヘッドを有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。 【請求項13】 支持格子(3)は、この支持格子を包囲する外枠を有すること、及び、この外枠は、鋳型噴射冷却媒体(10.2)、特に水の跳ね返りを制御するパッキン(3.3)を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置。 【請求項14】 収集チェンバ(12)及び流出(12.1)が、鋼鋳型壁(2)に向かって噴射された冷却媒体(10.2)を排出するために存在し、この場合、支持格子壁(11)を通じて跳ね返された冷却媒体(10.2)が収集チェンバ(12)内に集められ、流出(12.1)によって排出されること、又は、噴射された冷却媒体(10.2)が、外気(13)に対して排出されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の装置。 【請求項15】 鋳型の幅狭側(18)を形成する鋳型壁が、鋼壁を有し、この鋼壁は、機械的な安定性のために内部凸面体(18.1)を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置。 【請求項16】 鋳型の幅狭側を形成する鋳型壁は、銅板から成ることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置。 【請求項17】 それぞれの鋼幅狭側(18)は、幅狭側本体(19)上に取付けられていて、この幅狭側本体(19)は、スラブサイズの幅と幅狭側の円錐性とを調節することを可能にする請求項15又は16に記載の装置。 【請求項18】 鋳型噴射冷却部(10)の噴射ノズル(10.1)及び冷却媒体(11.3)、特に水用の供給部の全体又は一部が、支持格子(3)の支持壁(11)内に組込まれていることを特徴とする請求項4〜17のいずれか1項に記載の装置。 【請求項19】 支持格子(3)のチェンバ(9)は、蜂の巣形をなすことを特徴とする請求項4〜18のいずれか1項に記載の装置。 【請求項20】 磁場発生器(3.2)は、永久磁石(3.4)であることを特徴とする請求項4〜19のいずれか1項に記載の装置。 【請求項21】 磁場発生器(3.2)によって発生した磁場(3.1)は、鋳型内で流動する溶鋼(23.1)に対して磁気ブレーキ(3.1.1)としても作用する請求項1〜20のいずれか1項に記載の装置。
IPC (5件):
B22D 11/055 ,  B22D 11/04 311 ,  B22D 11/04 ,  B22D 11/059 ,  B22D 11/059 120
FI (6件):
B22D 11/055 B ,  B22D 11/055 A ,  B22D 11/04 311 H ,  B22D 11/04 311 J ,  B22D 11/059 ,  B22D 11/059 120 Z
Fターム (4件):
4E004AA08 ,  4E004AA09 ,  4E004AC01 ,  4E004AC02

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