特許
J-GLOBAL ID:200903018160025869

採血器具のアダプター

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中西 得二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-098948
公開番号(公開出願番号):特開平6-038945
出願日: 1992年03月24日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【構成】 採血筒1内にアダプター4が装着され、アダプター4の先端部には、周方向に等配された4個の可撓部23が形成され、各可撓部23は、傾斜部27と、保持部28と、ストッパ30から成る。採血時には、アダプター4内に、減圧採血管3を挿入し、その栓体15により、弾性鞘体12を圧縮して、採血針2の基部を弾性鞘体12及び栓体15に貫通させる。上記挿入時に、各可撓部23の傾斜部27が径方向外方に弾性変形を介して揺動して、栓体15を径方向に関して採血筒1の中央部に位置決めし、保持部28は、軸心方向前方に向かうに従って径方向外方に移行する傾斜状とされて、栓体15を保持すると共に、ストッパ30が、保持部28から栓体15が離脱することを防止する。【効果】 減圧採血管3の栓体15の外径が採血筒1の内径よりもかなり小さい場合でも、採血針2を栓体15の中央部に穿刺できると共に、キックバック現象を防止できる。
請求項(抜粋):
採血筒の先端部に、該先端部を貫通する採血針が装着されて、採血針の基部に外嵌された弾性鞘体により、採血針の基端部開口が開閉可能とされ、採血時に、採血筒内に減圧採血管が挿入されて、減圧採血管の開口を閉塞する栓体により、弾性鞘体が軸心方向に圧縮されると共に、採血針の基端部が、弾性鞘体及び栓体を貫通して、減圧採血管内に血液試料が採取される採血器具において、採血筒と減圧採血管間に介装されるアダプターであって、採血筒内に嵌着される筒状の基部側本体と、本体先端部から軸心方向前方に突設され且つ減圧採血管の挿入時に栓体を取り囲む複数の先端部側可撓部を有し、可撓部が、軸心方向前方に向かうに従って径方向内方に移行する傾斜状とされ且つ減圧採血管の挿入時にその栓体により径方向外方に弾性変形を介して揺動する基部側傾斜部と、傾斜部先端部から軸心方向前方側に突設され且つ減圧採血管の挿入時に傾斜部の揺動により軸心方向前方に向かうに従って径方向外方に移行する傾斜状とされて栓体を保持する先端部側保持部と、径方向内方に突出し且つ減圧採血管の栓体が保持部により保持された際に栓体が保持部から離脱することを防止するストッパを有することを特徴とする採血器具のアダプター。
IPC (2件):
A61B 5/14 300 ,  A61B 5/14

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