特許
J-GLOBAL ID:200903018163940770

弁座洗浄可能な複座弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大菅 義之
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-540047
公開番号(公開出願番号):特表2001-515571
出願日: 1997年06月24日
公開日(公表日): 2001年09月18日
要約:
【要約】本発明は、直列に配置された互いに相対的に運動可能な閉鎖要素を有する、請求項1の上位概念部に記載された弁座洗浄可能な複座弁に関するものであり、複座弁の安全哲学を徹底的に実践する意味で弁座面から間隙を空けて引き離される閉鎖要素のその都度の弁座洗浄の過程で、他方の閉鎖要素によって閉じられた弁胴部分に対して漏れ空洞が確保された二重のシーリングを確保しようとする。このことは、スライドピストン(4)の端部区分が、その長手方向軸線を基準にして、軸方向で間隔を置いた2つの半径方向シール部材(6および7)を有しており、これらの半径方向シール部材の間でスライドピストン(4)内に通過開口部(4b)が設けられており、当該通過開口部がスライドピストン(4)の外套面側の周囲と漏れ空洞(11)とを接続しており、両シール部材(6、7)が複座弁の閉鎖位置では円筒形弁座面(3a)内にシールするように受容され、開放位置では凹部(9)内にもたらされ、さらにスライドピストン(4)の弁座洗浄位置では当該スライドピストンがその開放運動とは反対方向に部分行程だけ摺動されて、通過開口部(4b)が露出した弁座面に隣接している弁胴部分(2:1)と接続され、しかもスライドピストン(4)の漏れ空洞側シール部材(7)は円筒形弁座面(3a)内にシールするように留まっていることによって達成される。
請求項(抜粋):
弁座洗浄可能な複座弁であって、直列に配置された互いに相対的に運動可能な閉鎖要素を有しており、当該閉鎖要素は弁の閉鎖位置で流体が一方の弁胴部分から他方の弁胴部分に越流するのを妨げ、両弁胴部分が閉鎖位置でも開放位置でもそれら自身の間に漏れ空洞を仕切り、当該漏れ空洞が閉鎖要素の1つと接続された管状シャフトを介して弁の周囲と接続しており、スライドピストンとして形成された第1の閉鎖要素が弁の閉鎖位置では半径方向シール部材を備えた端部区分で、弁胴部分を互いに接続している接続孔の円筒形弁座面内にシールするように受容され、その開放運動の過程で第2の閉鎖要素の内部に設けられて円筒形弁座面と整合している凹部にシールするように受容され、その後で第2の閉鎖要素が第1の閉鎖要素によって同様に開放位置に移行させられ、さらに弁座面の洗浄の目的で互いに独立に部分工程によってその都度間隙を空けて弁座洗浄位置に移行可能である閉鎖要素を有している形式のものにおいて、 スライドピストン(4)の端部区分が、その長手方向軸線を基準にして、軸方向で間隔を置いた2つの半径方向シール部材(6および7)を有しており、 これらの半径方向シール部材の間でスライドピストン(4)内に通過開口部(4b)が設けられており、当該通過開口部がスライトピストン(4)の外套面側の周囲と漏れ空洞(11)とを接続しており、 両シール部材(6、7)が複座弁の閉鎖位置では円筒形弁座面(3a)内にシールするように受容され、開放位置では凹部(9)にもたらされ、 さらに、スライドピストン(4)の弁座洗浄位置では当該スライドピストンがその開放運動とは反対方向に部分行程だけ摺動されて、通過開口部(4b)が露出した弁座面に隣接している弁胴部分(2:1)と接続され、しかもスライドピストン(4)の漏れ空洞側シール部材(7)は円筒形弁座面(3a)内にシールするように留まっていることを特徴とする弁座洗浄可能な複座弁。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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