特許
J-GLOBAL ID:200903018180761480

有機エレクトロルミネッセンス素子およびフェニレンジアミン誘導体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木下 實三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-256280
公開番号(公開出願番号):特開2000-309566
出願日: 1999年09月09日
公開日(公表日): 2000年11月07日
要約:
【要約】【課題】 有機EL素子の駆動電圧を低減できるとともに、駆動時間の長い有機EL素子を提供する。イオン化ポテンシャルが小さくかつ正孔移動度が大きい材料を提供する。【解決手段】 一般式(I)【化1】(式中、Ar1〜Ar6、R1、R2は、明細書に記載したとおりである。)で表され、層または域として用いたときの正孔移動度が10-4cm2/V・s以上のフェニレンジアミン誘導体を用いて有機発光層内の正孔輸送層を構成し、有機発光層に電荷注入補助材を添加する。
請求項(抜粋):
一対の電極と、これらの電極間に挟持された有機発光層とを備えた有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前記電極間に設けられた正孔輸送帯域は、下記の一般式(I)、一般式(II)または一般式(II)′で表されるフェニレンジアミン誘導体を含有し、このフェニレンジアミン誘導体は、層または域として用いたときの正孔F移動度が10-4cm2/V・s以上であるとともに、前記有機発光層は電荷注入補助材を含有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。【化1】〔Ar1〜Ar6は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアルコキシ基、核炭素数6〜24のアリール基、もしくはスチリル基によって置換されていてもよい核炭素数6〜24のアリール基である。Xは連結基であり、単結合、核炭素数6〜24のアリーレン、炭素数1〜6のアルキレン、ジフェニルメチレン、エーテル結合、チオエーテル結合、置換もしくは無置換のビニル結合または芳香族ヘテロ環である。R1、R2は、炭素数1〜6のアルキル基、もしくはアルコキシ基、または水素原子であって、互いに結合して置換もしくは無置換の五員環または六員環を形成してもよい。〕【化2】〔Ar7〜Ar12は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアルコキシ基、核炭素数6〜24のアリール基、もしくはスチリル基によって置換されていてもよい核炭素数6〜24のアリール基である。Yは連結基であり、単結合、核炭素数6〜24のアリーレン、炭素数1〜6のアルキレン、ジフェニルメチレン、エーテル結合、チオエーテル結合、芳香族ヘテロ環、または置換もしくは無置換のビニル結合である。R3、R4は、炭素数1〜6のアルキル基、もしくはアルコキシ基、または水素原子であって、互いに結合して置換もしくは無置換の五員環または六員環を形成してもよい。〕【化3】〔Ar7〜Ar12は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基またはアルコキシ基、核炭素数6〜24のアリール基、もしくはスチリル基によって置換されていてもよい核炭素数6〜24のアリール基である。Yは連結基であり、単結合、核炭素数6〜24のアリーレン、炭素数1〜6のアルキレン、ジフェニルメチレン、エーテル結合、チオエーテル結合、芳香族ヘテロ環、または置換もしくは無置換のビニル結合である。R5、R6は、炭素数1〜6のアルキル基、もしくはアルコキシ基、または水素原子であって、互いに結合して置換もしくは無置換の五員環または六員環を形成してもよい。〕
IPC (5件):
C07C211/58 ,  C07C211/54 ,  C07C217/92 ,  C09K 11/06 620 ,  H05B 33/14
FI (5件):
C07C211/58 ,  C07C211/54 ,  C07C217/92 ,  C09K 11/06 620 ,  H05B 33/14 A
Fターム (14件):
3K007AB06 ,  3K007AB11 ,  3K007CA01 ,  3K007CB01 ,  3K007DA01 ,  3K007DB03 ,  3K007EB00 ,  4H006AA01 ,  4H006AB92 ,  4H006BJ50 ,  4H006BP30 ,  4H006BP60 ,  4H006BU46 ,  4H006BU48
引用特許:
審査官引用 (5件)
全件表示
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 有機EL素子開発戦略, 19920630, 103,119頁

前のページに戻る