特許
J-GLOBAL ID:200903018212193668

鋼板成形品の表面窒化方法および鋼板成形品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 稔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-141542
公開番号(公開出願番号):特開平11-335809
出願日: 1998年05月22日
公開日(公表日): 1999年12月07日
要約:
【要約】【課題】 コスト的に有利に、しかも生産性よく、鋼板成形品の耐磨耗性および強度の双方を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】 鋼板を成形して得られた全体の厚みが一様でない鋼板成形品の表面を窒化処理する方法において、一様断面を有する鋼板に対する窒素の拡散層深さと鋼板の機械的強度との関係を種々の板厚毎にそれぞれ調べ、各板厚について所定の機械的強度が確保される最大の拡散層深さを、その板厚における限界拡散層深さとしてそれぞれ求めるとともに、板厚の変化と限界拡散層深さの変化との相関関係を求め、この相関関係から、成形品における最小厚み部分に対する限界拡散層深さを求めるとともに、成形品に対して窒素を拡散させるべき深さを成形品の最小厚み部分に対する限界拡散層深さ以下になるように成形品全体を均一に窒化するようにした。
請求項(抜粋):
鋼板を成形して得られた全体の厚みが一様でない鋼板成形品の表面を窒化処理する方法であって、一様断面を有する鋼板に対する窒素の拡散層深さと鋼板の機械的強度との関係を種々の板厚毎にそれぞれ調べ、各板厚について所定の機械的強度が確保される最大の拡散層深さを、その板厚における限界拡散層深さとしてそれぞれ求めるとともに、板厚の変化と限界拡散層深さの変化との相関関係を求め、この相関関係から、成形品における最小厚み部分に対する限界拡散層深さを求めるとともに、成形品に対して窒素を拡散させるべき深さを成形品の最小厚み部分に対する限界拡散層深さ以下になるように成形品全体を均一に窒化処理することを特徴とする、鋼板成形品の表面窒化方法。

前のページに戻る