特許
J-GLOBAL ID:200903018215947272

エンジンの空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-076167
公開番号(公開出願番号):特開平7-279715
出願日: 1994年04月14日
公開日(公表日): 1995年10月27日
要約:
【要約】【目的】 たとえ空燃比外乱により空燃比が触媒のウィンドウ幅からはずれるような場合であっても、速やかに空燃比を最適な値に復帰させ、触媒の排気ガス浄化効率の低下を防止して排気エミッションの悪化、運転性能の悪化を防止することのできるエンジンの空燃比制御装置を提供する。【構成】 エンジンの要求空燃比が理論空燃比と等しい際に、第1の目標当量比処理部A4は、基本当量比をエンジンの運転状態に応じて形成した波形で振動させて目標当量比として設定し、この目標当量比とセンサ出力当量比との偏差を求め、この偏差が所定値以内であるか否か判定して、所定値以内である場合に目標当量比を振動したまま出力する一方、所定値以内にない場合に目標当量比を一定の値に出力する。このため、センサ出力当量比が所定ゾーンから外れる場合、不要な目標当量比の振動を停止して速やかにセンサ出力当量比を最適な値に復帰させる。
請求項(抜粋):
エンジン運転状態を検出してエンジンの要求空燃比を求め、この要求空燃比と理論空燃比との比である基本当量比を算出する基本当量比算出手段と、広域空燃比センサで検出した空燃比と上記理論空燃比との比を求めてセンサ出力当量比を算出するセンサ当量比算出手段と、上記要求空燃比が上記理論空燃比と等しいか否かを判定する基本当量比判定手段と、上記基本当量比判定手段で上記要求空燃比が上記理論空燃比と等しい際に、上記基本当量比をエンジンの運転状態に応じて形成した波形で振動させて目標当量比として設定し、この目標当量比と上記センサ出力当量比との偏差を求め、この偏差が所定値以内であるか否か判定して、上記所定値以内である場合に上記目標当量比を振動したまま出力する一方、上記所定値以内にない場合に上記目標当量比を一定の値に設定して出力する第1の目標当量比処理手段と、上記基本当量比判定手段で上記要求空燃比が上記理論空燃比と異なる際に、上記基本当量比を目標当量比として設定し、この目標当量比と上記センサ出力当量比との偏差を求めて出力する第2の目標当量比処理手段と、上記目標当量比と上記偏差に基づき空燃比フィードバック補正係数を算出して設定する補正係数算出手段とを備えたことを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。

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