特許

J-GLOBAL ID：200903018243282618

永久磁石型同期モータの駆動制御装置

発明者： 山田 英治 ,  川端 康己
出願人/特許権者： トヨタ自動車株式会社
代理人 (1件)： 吉田 研二 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-030544
公開番号（公開出願番号）：特開平7-246000
出願日： 1994年02月28日
公開日（公表日）： 1995年09月19日
要約：

【要約】【目的】 モータの負荷運転によりバッテリ電圧が変動する場合にも、必要なモータ出力を確保するとともに早期にモータの最良効率制御に移行可能とする。【構成】 入力・検出されるトルク指令T* 及びモータ回転数Nが所定値以上変化した場合に(108)、バッテリ電圧Vdcが基準最低値Vdcmin に等しい場合にモータの効率を最良とする電流値(Idmin,Iqmin)を電流指令値(Id * ,Iq * )として出力する(110)。バッテリ電圧Vdcの安定を待ち(116)、その後電流指令値を補正した上で(112)、補正された電流指令値(Id *,Iq * )を出力する(118)。モータの負荷運転によりベクトル制御直後のバッテリ電圧Vdcが降下した場合であってもモータの出力を確保することができるとともに、バッテリ電圧Vdcが安定した後は最良効率運転に移行することができる。

請求項（抜粋）：

バッテリを電源としてトルク指令値に応じて交流電流に変換し永久磁石型同期モータに駆動電流として供給することにより、当該永久磁石型同期モータを駆動制御する駆動制御装置において、トルク指令値及びモータ出力状態のいずれか一方が所定量以上変化した場合に、バッテリ電圧が基準最低電圧であると見なした上で、トルク指令値、モータ出力状態及び基準最低電圧に応じて初期電流指令値を求め、求めた初期電流指令値に基づき駆動電流をベクトル制御する初期制御手段と、初期電流指令値によるモータ電流のベクトル制御の実行後検出したバッテリ電圧が安定したら、該検出したバッテリ電圧に応じた最適な電流指令値を求め、求めた電流指令値に基づきモータ電流をベクトル制御する電流補正手段と、を備えることを特徴とする駆動制御装置。

IPC (2件)：

H02P 21/00 ,  B60L 9/18