特許
J-GLOBAL ID:200903018289374096

金属管の分岐用穿孔部の防食構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青野 順三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-152749
公開番号(公開出願番号):特開平7-332583
出願日: 1994年06月10日
公開日(公表日): 1995年12月22日
要約:
【要約】【目的】 金属管路の分岐用穿孔部の防食を、より完全に維持する構造の提供。【構成】 金属管1へ分岐用に穿孔した円孔11へ上下フランジを管の外内面に係止した防食スリーブ2-1を嵌入した穿孔部の防食構造において、水膨張性ゴム材よりなるOリング25を上フランジ21-1へ刻設した切り溝24内へ嵌入し、かつ該リングが分水栓3の軸孔31内へ挿通するときに接触しない程度の間隔Sを保つ外径よりなる。Oリングに代えて上フランジの外周面全てを被覆する円筒形リングや、防食スリーブの全外周面に外嵌した異形リングであってもよい。【効果】 分水栓の軸孔と防食スリーブの上フランジ外周間に生じた間隔Sが維持されるために、挿入時にリングの外周面が擦過損傷を受ける恐れがなく、管路と接続後にこの間隔Sを経由して水が侵入してきても、リングが水と反応、膨張して間隔を閉塞し、浸水が隙間Cへ及ぶことを防止するから、赤錆、錆こぶの発生がなくなり赤水の原因が取り除かれる。
請求項(抜粋):
金属管1に穿孔した分岐用の円孔11へ上下フランジ21、23を具えた防食スリーブ2を内嵌し、該上フランジ21は金属管外周面12の円孔上縁へ係止し、下フランジ23は金属管内周面13へ圧着する金属管の分岐用穿孔部の防食構造において、防食スリーブ2-1の上フランジ21-1の外周面は分水栓3の軸孔31と接触しない程度の十分な間隔Sを保ち、かつ、上フランジ21-1の任意の位置に刻設した切り溝24内へ最大外径が上フランジ外径を超えない水膨張性ゴム材よりなるOリング25を嵌入したことを特徴とする金属管の分岐用穿孔部の防食構造。
IPC (2件):
F16L 58/18 ,  F16L 41/06

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