特許
J-GLOBAL ID:200903018295624150
飛翔体誘導装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-269709
公開番号(公開出願番号):特開平11-108592
出願日: 1997年10月02日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】 空気密度の薄い領域を飛翔する目標に対し、単に機体に迎角を発生させて揚力によって旋回する飛翔体では、空気密度の薄い領域では旋回することができず目標と会合できないため、効率のよい誘導制御装置が必要であった。【解決手段】 弾道飛翔する目標に対し、飛翔体が空気密度の薄い領域に入ったら飛翔体から加速ロケットを切り離すロケット分離装置、空気密度によって迎角を発生して揚力を得るかサイドスラスタによって推力を得るかを選択する旋回手段切換装置、空気密度の薄い領域でも旋回できるように並進運動用スラスタと姿勢制御用スラスタを併用したサイドスラスタ制御装置、燃料消費を抑制するための自由弾道装置、予想会合点の算出精度を高める初期要撃装置および中期要撃装置、推力方向関数により推力方向制御の応答性を向上させた初期誘導装置を備える。
請求項(抜粋):
飛翔体を発射する前において目標の位置、速度データと飛翔体の位置、速度データを用いて予想会合点を算出する初期要撃装置と、弾道飛翔する目標の目標現在位置および目標現在速度を得て指揮管制装置へ伝送する目標追尾用地上センサと、飛翔体の発射した後に目標追尾用地上センサによって得られる目標の位置、速度データと飛翔体に搭載された自己位置等標定装置によって得られる飛翔体の位置、速度データを用いて予想会合点を算出する中期要撃装置と、上記初期要撃装置と中期要撃装置が搭載されている指揮管制装置と、地上からの誘導指令を受けるために飛翔体に搭載されたアンテナおよび受信機と、飛翔体が垂直に発射して上記初期要撃装置から伝送された初期誘導指令に従って飛翔する初期誘導段階において、推力方向制御によって飛翔体を初期誘導指令で指定された方向へ初期旋回させる初期誘導装置と、飛翔体が上記初期誘導段階の後において、飛翔体が初期誘導段階が終了してから会合までの全飛翔時間のうちのある比率は旋回せずに弾道飛翔さえる自由弾道装置と、飛翔体が弾道飛翔を終えて予想会合点へ向かって飛翔する段階において上記中期要撃装置で新たに算出された予想会合点に向かって飛翔させる中期誘導装置と、飛翔体が目標の運動に応じて比例後方で飛翔するときの誘導をするための終末誘導装置と、飛翔体の高度や空気密度に依存して飛翔体の加速ロケットを切り離すためのロケット分離装置と、上記飛翔体に設けられ、姿勢制御用スラスタにより機体にモーメントを発生させて迎角をとり揚力を発生させる迎角発生制御装置と、上記飛翔体に設けられ、並進運動揚スラスタによる推力を制御して旋回加速度を発生させるサイドスラスタ制御装置と、飛翔体の飛翔高度によって上記迎角発生制御装置と上記サイドスラスタ制御装置を切り換える旋回手段切換装置と、飛翔体に搭載された装置を時間や高度などの情報により制御する中央処理装置とを具備したことを特徴とする飛翔体誘導装置。
IPC (3件):
F41G 7/30
, F42B 15/01
, G05D 1/12
FI (3件):
F41G 7/30
, F42B 15/01
, G05D 1/12 A
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