特許
J-GLOBAL ID:200903018326905889

地中連続壁の施工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 良徳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-199038
公開番号(公開出願番号):特開平11-036284
出願日: 1997年07月24日
公開日(公表日): 1999年02月09日
要約:
【要約】【課題】 先行エレメントの頭部処理の効率化を図ることのできる地中連続壁の施工法を提供する。【解決手段】 先行エレメントと後行エレメントを交互に施工する地中連続壁の施工法において、先行エレメント用の鉄筋かご4に設けた仕切板5の両側縁に、掘削した溝3の内壁3aとの隙間をシールすることで後行エレメント側Kの安定液2の流入を阻止するシール部材31、32を設け、一方のシール部材32を、シールを達成する状態とシールを解放する状態とに切替え可能なエアパック式のもので構成し、先行エレメントのコンクリートを天端まで打設した後、シール部材を作動させて後行エレメント側からの安定液の流入を阻止し、その状態で、打設したコンクリートの頭部を所定深さまでバキューム吸引により除去し、除去後に、新たなコンクリートを打設して先行エレメントの頭部を完成させる。
請求項(抜粋):
構築すべき地中連続壁の長さ方向に間隔をあけて、安定液を注入しながら先行エレメント用の溝を掘削し、その溝に、仕切板を備えた鉄筋かごを挿入した後、仕切板の内側にトレミー管でコンクリートを打設して先行エレメントを構築し、次いで、先行エレメント間に残された部分に、同様に安定液を注入しながら後行エレメント用の溝を掘削し、その溝に鉄筋かごを挿入した後、トレミー管でコンクリートを打設して、先行エレメントとのつなぎ部分を含む後行エレメントを構築し、それにより一体の連続壁を得る地中連続壁の施工法において、前記先行エレメント用の鉄筋かごに設けた仕切板の両側縁に、掘削した溝の内壁との隙間をシールすることで後行エレメント側の安定液の流入を阻止するシール部材を設け、少なくとも一方の側縁に設けたシール部材を、シールを達成する状態とシールを解放する状態とに切替え可能に構成し、先行エレメントのコンクリートを天端まで打設した後、前記シール部材を作動させて後行エレメント側からの安定液の流入を阻止し、その状態で、打設したコンクリートの頭部を所定深さまでバキューム吸引により除去し、除去後に、新たなコンクリートを打設して先行エレメントの頭部を完成させることを特徴とする地中連続壁の施工法。

前のページに戻る