特許
J-GLOBAL ID:200903018372447550

シムを有するタービンブレード摩耗防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-021567
公開番号(公開出願番号):特開平5-071304
出願日: 1992年01月13日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】圧縮機およびファン段のロータ内に摩擦により誘引される摩耗損傷を軽減する。【構成】タービンまたは圧縮機のブレード18のダブテールに金属製補強シム40を取り付ける。第1の形態では、金属製ダブラーで補強した単プライシムが、ダブテール溝の圧力面に接触するシム面上に堆積した擦過防止層と、ブレード上でのシムのスリップを防止するため非接触領域で擦過防止層に固着したダブラー層とを有する。第2の形態では、多層シムが、ブレードダブテールとディスクダブテール溝との間に介在する2層を有し、これらの層をチタン部品に対しては簡単にスリップしないが、相互にはスリップするように処理する。この場合もシムを金属製ダブラーで補強する。擦過を消耗品のシムに限定するので、ディスクダブテール溝とそこにはまるブレードダブテールは表面劣化を受けず、疲れ損傷が減少する。
請求項(抜粋):
チタン製ロータ並びにブレード組立体が、チタンロータと、チタンブレードと、シムとを備え、チタンロータはそのロータ円周にダブテール溝を有し、ダブテール溝が円周からロータの内方部分に向かう方向に拡開し、底部で終端する少なくとも1対の側壁を含み、チタンブレードは上記ダブテール溝にはまる寸法のダブテールを有し、ダブテールがダブテール溝の内向きに拡開する側壁上の1対の接触領域に沿ってロータに接触し、ダブテール溝の各側壁に1つの接触領域があり、ブレードダブテールとダブテール溝との間に非接触領域が残り、シムはブレードダブテールとダブテール溝との間に配置され、このシムは、(a)擦過防止層、(b)ダブラーおよび(c)接合部を含み、(a)擦過防止層は、ブレードダブテールとダブテール溝との間に接触領域および非接触領域両方にわたって介在し、チタンに対してこすられたときに擦過を示さない材料から形成され、(b)ダブラーは、上記擦過防止層の非接触領域の上に配置された部分に重なるが、擦過防止層の接触領域の上に配置された部分に重ならず、(c)接合部は擦過防止層とダブラーとを非接触領域で一緒に接合するチタン製ロータ並びにブレード組立体。

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