特許
J-GLOBAL ID:200903018381162267

大断面アーチ形トンネルの掘進工法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-182171
公開番号(公開出願番号):特開平9-013872
出願日: 1995年06月26日
公開日(公表日): 1997年01月14日
要約:
【要約】【目的】 土被りの薄い未固結の地山にも、大断面アーチ形トンネルの掘進が、安全にして迅速になし得る工法を提供する。【構成】 予め地山1に掘進した先進中央導坑11の下盤部11aに先行インバートコンクリート15を打設し、その上にレール4を敷設する。レール4を走行するアーチ形トンネル掘進機5の透し溝掘削用チェーンカッタ6により、地山1に掘削したアーチ形透し溝8には硬化性材料9aを充填して、先進中央導坑11を中央底部に配したアーチ形支保版であるプレライニングコンクリート10を画成する。これによるアーチ形の本坑切羽2aを、左右各側半部2a1 、2a2 にわけて掘削後、夫々先行インバートコンクリート15と一側基部10a、他側基部10bとを、一側インバートコンクリート15aと他側インバートコンクリート15bにより連設して、大断面トンネル2の内周を閉合する。
請求項(抜粋):
所要の地山に掘進すべき大断面トンネル領域の中央底部に、所望長だけ先進中央導坑を掘進して、必要に応じ当該先進中央導坑に対する導坑支保工または導坑支保工と先受け補助工とを施し、この先進中央導坑の下盤部上に先行インバートコンクリートを打設した後、当該先行インバートコンクリート上にレールを敷設して、これに上記大断面トンネル領域である本坑切羽用のアーチ形トンネル掘進機を走行案内して、このアーチ形トンネル掘進機の稼動により、その円弧状の透し溝掘削用チェーンカッタにて、円弧状断面のアーチ形透し溝を掘削して、これに硬化性材料を充填硬化することで、円弧状断面のアーチ形支保版であるプレライニングコンクリートを、アーチ形に立設した後、このプレライニングコンクリートと前記先進中央導坑との間におけるアーチ形の本坑切羽につき、その一側半部を掘削除去した後、前記の先行インバートコンクリートとプレライニングコンクリートの一脚基部間を、一側インバートコンクリートによって連設し、次に本坑切羽の他側半部を掘削除去して、前記の先行インバートコンクリートとプレライニングコンクリートの他脚基部間を、他側インバートコンクリートにより連設し、前記のプレライニングコンクリートの立設から、上記他側インバートコンクリートの連設に至る工程を繰り返すと共に、プレライニングコンクリートの内面に、適時二次覆工アーチコンクリートの打設が施されるようにしたことを特徴とする大断面アーチ形トンネルの掘進工法。
IPC (3件):
E21D 9/04 ,  E21D 9/10 ,  E21D 11/10
FI (3件):
E21D 9/04 F ,  E21D 9/10 B ,  E21D 11/10 Z

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