特許
J-GLOBAL ID:200903018402465940

鍔付円筒ころ軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小山 武男 ,  中井 俊 ,  小山 欽造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-058853
公開番号(公開出願番号):特開2006-242284
出願日: 2005年03月03日
公開日(公表日): 2006年09月14日
要約:
【課題】 製造コストが高くなる事がなく、取り扱いが容易な構造で、円筒ころ4、4の食い付き現象が生じにくい構造を実現する。【解決手段】 保持器5を一体に形成すると共に、ポケット8、8を1対の円輪部15と柱部16、16とにより囲まれた部分に設ける。又、これら各ポケット8、8の内径側開口部に形成した、ころ持たせ部13の接触角θcを、25〜35 ゚とする。更に、上記各円筒ころ4、4を径方向に移動させて、これら各円筒ころ4、4の転動面が上記各ポケット8、8の外径側開口部に形成したばれ止め部10に接触した場合の、これら各円筒ころ4、4の内接円の直径をIC、これら各円筒ころ4、4の転動面が上記ころ持たせ部13に接触した場合のこれら各円筒ころ4、4の外接円の直径をCCとし、これら各円筒ころ4、4のピッチ円直径をDMとした場合に、IC+CC-2DM>0を満たす。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
内周面に円筒状の外輪軌道を設けた外輪と、外周面に円筒状の内輪軌道を設けた内輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設けられた複数の円筒ころと、これら各円筒ころを保持する為の保持器とを備え、この保持器は、軸方向両端部に配置された1対の円輪部と、円周方向に亙って互いに等間隔に配置され、それぞれの両端部をこれら両円輪部の内側面に連続させた複数本の柱部とから成り、これら各柱部の円周方向両側面と上記両円輪部の内側面とにより囲まれた部分を、それぞれの内側に上記各円筒ころを転動自在に保持する複数のポケットとして、全体を一体に形成した円環状であり、上記内輪と外輪とのうちの一方の軌道輪の周面の軸方向両端部に、他方の軌道輪に向け径方向に突出する鍔部をそれぞれ全周に亙って形成しており、上記保持器の各柱部の円周方向両側面のうちで、上記他方の軌道輪側の径方向端部に、上記各円筒ころの挿入時に弾性変形可能な突出部を形成して、これら各突出部により上記各ポケット内に保持した上記各円筒ころが上記他方の軌道輪側に抜け出るのを防止する為のばれ止め部を構成すると共に、上記各柱部の円周方向両側面のうちで、上記一方の軌道輪側の径方向端部側に、上記各ポケット内に保持した上記各円筒ころがこの一方の軌道輪側に抜け出るのを防止する為のころ持たせ部を構成して、上記保持器の径方向位置を上記各円筒ころとの係合により規制する鍔付円筒ころ軸受に於いて、上記各ポケット内に上記各円筒ころをそれぞれ保持した状態で上記保持器を径方向に移動させ、上記各ポケットのうち、上記鍔付円筒ころ軸受の中心を通りこの移動方向と平行な直線上に存在するポケット内に保持された円筒ころの転動面と、このポケットのころ持たせ部若しくはばれ止め部とが接触した状態で、この円筒ころの中心軸に直交する仮想平面内に於ける、この接触点とこの円筒ころの中心軸上の点とを結ぶ仮想線と、上記鍔付円筒ころ軸受の径方向に直交すると共に上記円筒ころの中心軸を通る第二の仮想線との成す角度である接触角θを、25〜35 ゚とした事を特徴とする鍔付円筒ころ軸受。
IPC (3件):
F16C 19/26 ,  F16C 33/46 ,  F16C 33/56
FI (3件):
F16C19/26 ,  F16C33/46 ,  F16C33/56
Fターム (11件):
3J101AA13 ,  3J101AA32 ,  3J101AA42 ,  3J101AA52 ,  3J101AA62 ,  3J101BA34 ,  3J101BA44 ,  3J101EA31 ,  3J101EA76 ,  3J101FA44 ,  3J101GA31
引用特許:
出願人引用 (3件)

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