特許
J-GLOBAL ID:200903018423601932

インク噴射装置の駆動方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-311555
公開番号(公開出願番号):特開平7-156388
出願日: 1993年12月13日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 単一の駆動電源で残留圧力変動を打ち消し得ることができ、且つ良好にインクを噴射することができるインク噴射装置の駆動方法を提示すること。【構成】 まず、インク室4b1に電圧Vを印加し、他のインク室4を接地して、インク室4b1の容積を自然状態から増大させる。そして、インク室4b1に印加されていた電圧Vを停止すると共に、他のインク室4に電圧Vを印加して、インク室4b1の容積を増大状態から自然状態よりも減少させる。この増大状態から減少状態にするまでの時間tを、インク室内のインクに発生した圧力波が前記インク室を片道伝播する時間の0.5倍の時間以内とすることによって、インク室4b1のノズル12からインク滴を噴射させる。次に、インク室4c0,4a1,4c1,4a2,4b2,4c2への正の電圧Vの印加を停止し、全てのインク室4の容積を自然状態に戻して、残留圧力変動を打ち消す。
請求項(抜粋):
分極された圧電素子で少なくとも一部が形成された複数の隔壁と、前記隔壁によって隔てられた複数のインク室と、電圧が印加されて前記圧電素子に前記隔壁を変形させる電界を発生する電極とを有し、駆動電源から前記複数のインク室の内の第一インク室の両側の前記電極に電圧を印加して、両側の前記隔壁を互いに離れる方向に変形させることにより前記第一インク室の容積を自然状態から増大状態に変化させる第一ステップと、所定時間後、前記第一インク室の前記電極への前記駆動電源からの電圧の印加を停止して、前記第一インク室の容積を前記増大状態から自然状態に復帰させる第二ステップと、前記第一インク室の両側の第二、第三インク室に、前記第一インク室の前記電極に印加した電圧と同じ極性の電圧を前記駆動電源から印加して、前記第一インク室の前記両隔壁を互いに近づく方向に変形させ、前記第一インク室の容積を自然状態から減少状態に変化させる第三ステップと、所定時間後、前記第二、第三インク室の前記電極への前記駆動電源からの電圧の印加を停止して、前記第一インク室の容積を前記減少状態から自然状態に復帰させる第四ステップとを含むインク噴射装置の駆動方法であって、前記第二ステップ開始から前記第三ステップ終了までの時間が、インク室内のインクに発生した圧力波が前記インク室を片道伝播する時間の0.5倍の時間以内であることを特徴とするインク噴射装置の駆動方法。
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055

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