特許
J-GLOBAL ID:200903018482152602

薬剤標的化システム、その調製方法およびその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 寛幸 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-501359
公開番号(公開出願番号):特表2001-502721
出願日: 1997年06月13日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】ナノ粒子を哺乳類の体内または表面の特定の標的に薬剤を配送する手段として用いることができる組成および製造方法を提供する。具体的には、重合プロセス中にデキストラン70,000以外の安定剤を用いることによって、本発明では、先行技術で必要なコーティング材料であると考えられていた表面活性剤をもはや必要としない。これは、製造手順の大きな簡素化である。多くの物質を安定剤として用いることができるが、好適な安定剤は、デキストラン12.000またはポリソルベート85である。本発明では、薬剤は安定化されたナノ粒子に組み込まれるか、または吸着される。次いで、この薬剤/ナノ粒子錯体を経口、注射または吸入などの経路によって生物に投与し、薬剤は、薬理学的作用の所望の部位でその効果を発揮する。新規な医学治療プロセスにおいて、薬剤/ナノ粒子錯体は、好ましくは静脈注射または経口のいずれかよって投与することができる。薬剤が単独で投与されるときは発生しない、または不十分な程度しか発生しない、得られた薬剤作用が、前記ナノ粒子へ結合すると薬剤は哺乳類の体内または表面の特定の標的に到達できるということを示す。本発明の哺乳類の体内または表面の特定の標的へのいかなる薬剤または診断剤を配送する普遍的な手法としての有用性は、薬剤の血液脳関門を超えての意外な輸送を示す実験によって示した。
請求項(抜粋):
哺乳動物への投与のための薬剤標的化システムであって、- ポリマー材料から作られるナノ粒子であって、前記ナノ粒子は、前記ポリマー材料と、前記哺乳動物に配送する1つ以上の生理学上効果的な物質と、哺乳類の体内または表面の特定部位へ前記生理学上効果的な物質を向けさせる前記ナノ粒子のための1つ以上の安定剤とを含むナノ粒子と、- 投与後、前記ナノ粒子を前記哺乳動物内の標的に輸送させる生理学上許容可能な担体および/または希釈剤とを含む薬剤標的化システム。
IPC (4件):
A61K 9/51 ,  A61K 45/00 ,  A61K 47/34 ,  A61K 51/00
FI (4件):
A61K 9/51 ,  A61K 45/00 ,  A61K 47/34 ,  A61K 49/02
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-283510
  • 特開平1-216918
  • 脳血管性痴呆治療剤
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-320003   出願人:武田薬品工業株式会社

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