特許
J-GLOBAL ID:200903018495331611
栽培ハウス
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-345121
公開番号(公開出願番号):特開平10-178930
出願日: 1996年12月25日
公開日(公表日): 1998年07月07日
要約:
【要約】【課題】 栽培室に均等且つ低風速の空調空気を給気する栽培ハウスを提供する。【解決手段】 栽培室11と、設備室12と、搬送室13の3室からなる栽培ハウス。搬送室と栽培室は、区分膜20で仕切られつつ隣接して平行に延在し、設備室が両室に隣接する。設備室と搬送室の境界部分には給気ファン19を設け、搬送室と栽培室の境界部分且つ給気ファンと反対側位置に給気口21を、栽培室と設備室の境界部分には還気口18を形成する。設備室は、外気取入口16,17と紫外線灯15を備える。栽培室は、設備室取入外気量に等しい栽培室内空気を栽培ハウス外へ排出する排気口37と、設備室の外気取入口から流入して殺菌された外気を還気口を経て栽培室内へ強制導入する強制排気ファン24とを備える。給気口は、通過風速が1m/秒以下となる面積を有す。区分膜は搬送室と栽培室との間で熱伝達を許容し、搬送室内の気流方向と栽培室内の気流方向は概ね逆行する。
請求項(抜粋):
目的の農作物を栽培すべく被空調空間となる栽培室(11)と、空調空気を発生させるべく熱源機器(14)を備えた設備室(12)と、設備室で発生した空調空気を栽培室へ搬送する搬送室(13)との3室からなる栽培ハウスであって、上記3室は、区分膜(20)によって互いに仕切られつつ隣接した状態で平行に延在する搬送室と栽培室とに対して、設備室がその両室に隣接する状態で配置され、設備室および搬送室の境界部分またはその近傍に、設備室から搬送室へ空調空気を送り込む給気ファン(19)が設けられ、搬送室と栽培室の境界部分に、且つ上記給気ファンの設置位置と反対側の位置に、搬送室と栽培室との間を連通して空調空気が給気されるのを許容する給気口(21)が形成され、栽培室および設備室の境界部分に、栽培室と設備室との間を連通して栽培室内空気が還流するのを許容する還気口(18)が形成され、設備室は、外気を取り入れるための少なくとも一つの外気取入口(16,17)と、該室内を通過する空気を殺菌する殺菌手段(15)とを備え、栽培室は、設備室に取り入れられる外気の量に等しい栽培室内空気を該栽培ハウスの外へ排出する排気口(37)と、設備室の外気取入口から流入して殺菌手段によって殺菌された外気を、還気口を介して栽培室内へ強制的に導入するための、強制排気ファン(24)とを備え、上記給気口は、通過風速が1m/秒以下となるように十分な大きさの開口面積を有しており、上記区分膜は搬送室と栽培室との間で熱伝達を許容し、搬送室内での気流方向と栽培室内での気流方向とは概ね逆行することを特徴とする栽培ハウス。
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