特許
J-GLOBAL ID:200903018496959932

連続焼入方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 乗松 恭三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-207330
公開番号(公開出願番号):特開平5-033034
出願日: 1991年07月24日
公開日(公表日): 1993年02月09日
要約:
【要約】【目的】 無端状の焼入面に沿って焼入コイル3を相対的に移動させ、全周焼入を行うに際し、焼継ぎ部に傾斜した直線状のソフトゾーンを形成し、ラップ割れを防止する。【構成】 焼入開始時において、加熱コイル3を焼入面2に対して徐々に重ならせて行き、その先端が焼入面の側縁2aに近づいた時点で、過熱しがちな側縁近傍に冷却ノズル11から冷却水を噴射して冷却し、側縁近傍の焼入領域が広がることを防止し、また、焼入終了時に加熱コイルを徐々に焼入面から外して行く際、その後端近傍に冷却ノズル12から冷却水を噴射して冷却し、既焼入部に熱が伝わるのを防止し、ラップ割れの発生を防止する。
請求項(抜粋):
無端状の焼入面の全周に沿って加熱コイルを相対的に移動させ、連続的に焼入を行う方法であって、焼入開始時には、加熱コイルを焼入面に沿う方向に相対的に移動させながら、前記焼入面にほとんど重ならない位置から該焼入面に重なる位置まで相対的に移動させ、焼入終了時には、加熱コイルを焼入面に沿う方向に相対的に移動させながら、前記焼入面に重なる位置から、焼入開始時とは反対側の焼入面に重ならない位置に相対的に移動させ、焼継ぎ部に傾斜したソフトゾーンを形成する連続焼入方法において、焼入開始時には、加熱コイルの先端が、焼入面に対する加熱コイルの移動方向に見て下流側の側縁に接近した時点から加熱コイルが完全に焼入面に重なる時点までの間、その側縁近傍の且つ加熱コイルよりも上流側の焼入面部分を冷却し、焼入終了時には、加熱コイルの上流側に位置するソフトゾーンを冷却することを特徴とする連続焼入方法。

前のページに戻る