特許
J-GLOBAL ID:200903018503665559

縦方向および横方向に能動な磁気軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-178409
公開番号(公開出願番号):特開平10-061666
出願日: 1997年07月03日
公開日(公表日): 1998年03月06日
要約:
【要約】【課題】 一つの縦軸と少なくとも一つの横軸に沿って能動である、小形の回転体用磁気軸受を提供する。【解決手段】 磁気軸受は、ステータ部分(2)に対し強磁性ロータ部分(1)を能動的に心合せするために、少なくとも一つの第一コイル(24)と、回転軸に対して横方向に配置された第一磁極片(21、22)とを有する、第一コイルおよび第一磁極片が、磁気軸受の回転軸(Z-Z)に沿って、ステータ部分に対し能動的にロータ部分を心合せする。磁気軸受はさらに前記第一磁極片と前記ロータ部分との間に配置された第二コイル(29)および第二磁極片(27)を含む。第二コイルおよび第二磁極片が、磁気軸受の少なくとも一つの横軸(X-X、Y-Y)に沿ってステータ部分に対しロータ部分を能動的に心合せする。
請求項(抜粋):
回転軸に直角な少なくとも一つの横軸(X-X、Y-Y)を有し、横軸に沿って回転軸の両側に対称に配置され、可動回転体(A)によってそれぞれ支持され、回転軸に平行にずれた二つの主磁極間隙(E1、E2)によって分離されている第一および第二強磁性部分から各々成り、第一強磁性部分が、回転軸に直角な二つの主磁極片(21、22)を含み、第二強磁性部分(1)が磁気リングである二つの磁気回路と、各磁気回路の主磁極片間に配置され、主磁極間隙(E1、E2)を通る磁束を制御する、回転軸(Z-Z)に平行な永久磁化を有する手段(25、26)と、主磁極間隙(E1、E2)内で制御可能な磁束を、磁気回路の少なくとも一つに発生するのに適した少なくとも一つの第一コイル(24)とを含む、回転軸(Z-Z)を中心とする固定体(B)に対する可動回転体(A)の非接触心合せのための磁気軸受であって、主磁極間隙(E1、E2)が、回転軸(Z-Z)に平行に厚さが変化し、その結果、第一コイルにより該回転軸に平行な心合せが行われ、全体として環状で回転軸に直角であり、各第一強磁性部分に固定された中間強磁性片(27)が、各第一強磁性部分の主磁極片(21、22)間に配置され、横軸に平行にずれ横軸に平行に厚みが変化する二つの中間磁極間隙(E3、E3a、E3b、E3c)によって強磁性リング(1)から分離され、永久磁化手段が、それぞれ主磁極片(21、22)と中間磁極片(27)との間に閉じ込められており磁化方向が反対の二つの磁石を、各第一強磁性部分内に含み、二つの中間磁極間隙(E3)を通る制御可能な磁束を中間磁極片(27)内に発生するように、少なくとも一つの第二コイル(29)が配置され、その結果、前記第二コイルにより横方向の心合せが行われることを特徴とする磁気軸受。

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