特許
J-GLOBAL ID:200903018514086160
結晶成長用固体素子、結晶成長用装置および結晶成長方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
深見 久郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-205411
公開番号(公開出願番号):特開平10-029898
出願日: 1996年07月15日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 蛋白質等の生体高分子の結晶化を促進できる装置および方法を提供する。【解決手段】 不純物の濃度および/または種類を制御することによって価電子が制御されたシリコン基板上に、複数の溶液貯留部12a、12b、12c、12dおよび14を形成する。これらの溶液貯留部は流路16a、16b、16c、26等によって連結されている。蛋白質等の結晶化すべき分子を含む緩衝溶液を貯留部12dに保持させる。また蛋白質等の結晶化を促進することのできる溶液を貯留部12a、12b、12cにそれぞれ保持させる。これらの溶液を流路を介して溶液貯留部14に移行させそれぞれの貯留部において異なる比率で混合液を調製する。これにより、僅かな試料で短時間に異なる結晶化の条件を同時に形成することができる。混合液を保持する貯留部14において蛋白質等の結晶を成長させる。
請求項(抜粋):
溶液中に含まれる高分子化合物の結晶を成長させるために用いる固体素子であって、前記高分子化合物を含む溶液の環境に応じて表面部分の正孔または電子の濃度を制御できるよう価電子が制御された基板からなり、前記基板の表面は、2種類以上の溶液をそれぞれ保持するための複数の第1溶液貯留部と、前記結晶を成長させるため前記高分子化合物を含む溶液を滞留させる複数の第2溶液貯留部と、前記複数の第1溶液貯留部と前記複数の第2溶液貯留部とを連結し、溶液の流通を可能にする複数の流路とを有し、少なくとも前記第2溶液貯留部において、前記高分子化合物を含む溶液の環境に応じて表面部分の正孔または電子の濃度を制御できるよう価電子が制御されていることを特徴とする、結晶成長用固体素子。
IPC (4件):
C30B 29/58
, B01D 9/02 601
, C30B 7/00
, C07K 1/00
FI (4件):
C30B 29/58
, B01D 9/02 601 L
, C30B 7/00
, C07K 1/00
前のページに戻る