特許
J-GLOBAL ID:200903018514401278

取鍋精錬炉のポーラス詰まりの解消方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横井 健至
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-111140
公開番号(公開出願番号):特開2000-301320
出願日: 1999年04月19日
公開日(公表日): 2000年10月31日
要約:
【要約】【課題】 取鍋精錬における取鍋底面のガス吹出し口のポーラス栓を閉塞による問題点を解消し、連続鋳造で阻害しない範囲の時間で、かつ余分な取鍋を必要とすることなくポーラス詰まりを解消する。【解決手段】 電気炉からの溶鋼7を取鍋精錬炉に移動し、取鍋精錬炉の取鍋底面のガス吹出し口のポーラス栓4からArガスやN2ガスを溶鋼中に噴き出してバブリングにより溶鋼成分の調整や溶鋼温度の均一化を行う方法において、地金8によりポーラス栓4が閉塞してポーラス詰まりが発生すると、取鍋精錬炉中で溶鋼7をアーク電極により1600°C〜1670°Cに加熱し、次いで取鍋1を真空脱ガス装置へ移動し、取鍋1と脱ガス槽10間に溶鋼7の環流を行い、取鍋1の底3まで溶鋼7を環流させて取鍋内の溶鋼温度を均一化しかつ地金8の溶解温度に高めてポーラス栓4を閉塞している地金8を再溶解せしめることからなるポーラス詰まりを解消する方法。
請求項(抜粋):
電気炉からの溶鋼を取鍋に出鋼して取鍋精錬炉の取鍋底面のガス吹出し口のポーラス栓からArガスやN2ガスを溶鋼中に噴き出して溶鋼成分調整や溶鋼温度の均一化を行う方法において、溶鋼凝固による地金によりポーラス栓を閉塞してポーラス詰まりを発生したとき、取鍋精錬炉の溶鋼を1600°C〜1670°Cに加熱し、次いで取鍋を真空脱ガス装置に設置し、真空脱ガス装置により取鍋内の底部まで溶鋼を環流させて溶鋼温度を均一化しかつ地金溶解温度に高めてポーラス栓を閉塞している地金を再溶解せしめることを特徴とする取鍋精錬炉のポーラス詰まりの解消方法。

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