特許
J-GLOBAL ID:200903018532285463

内燃機関の点火装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-132117
公開番号(公開出願番号):特開2002-327672
出願日: 2001年04月27日
公開日(公表日): 2002年11月15日
要約:
【要約】【課題】 点火プラグに電気エネルギを効率よく供給し、少ない消費電力で混合気の着火性能を高めることのできる点火装置を提供する。【解決手段】 点火コイル6を用いて点火用高電圧を発生し、点火プラグ2を火花放電させる点火装置に、高電圧電源20により充電される放電用コンデンサ22を設け、点火プラグ2の火花放電開始後に、このコンデンサ22から点火プラグ2に電流を流す。このコンデンサ22には、点火プラグ2の火花放電がグロー放電とアーク放電との間の遷移領域、若しくは、アーク放電領域に入ってから点火プラグ2への電流供給を開始するように、100〜200V程度の低電圧で充電しておく。この結果、大量のプラズマを発生可能な遷移領域又はアーク放電領域で長く火花放電を継続でき、混合気の着火性を高めることができる。
請求項(抜粋):
点火コイルの一次巻線への通電・停止を制御することにより、所定の点火タイミングで前記点火コイルの二次巻線に点火用高電圧を発生させ、該点火用高電圧により、前記点火コイルの二次巻線に接続された点火プラグの電極間に火花放電を発生させる点火用高電圧発生手段と、高電圧電源により所定電圧まで充電される放電用コンデンサと、該放電用コンデンサと前記点火プラグとの間に設けられたダイオードと、を備え、前記点火用高電圧発生手段の動作に伴う前記点火プラグの火花放電時に前記点火プラグの電極間電圧が前記放電用コンデンサの充電電圧まで低下した際、前記ダイオードを介して前記放電用コンデンサに蓄積された電気エネルギを前記点火プラグに送り込むよう構成された内燃機関の点火装置であって、前記点火用高電圧発生手段は、前記点火プラグに対して、前記点火プラグの放電領域をグロー放電領域から該グロー放電領域とアーク放電領域との間の遷移領域へと移行させるのに要するグロー放電最大電圧Va及びグロー放電最大電流Ia、よりも大きい電圧V1max 及び電流I1max を供給可能に構成され、前記高電圧電源による前記放電用コンデンサの充電電圧及び前記放電用コンデンサの容量は、前記放電用コンデンサから前記点火プラグに対して、前記点火プラグの放電領域を前記遷移領域から前記アーク領域へと移行させるのに要する遷移領域最低電圧Vb及び遷移領域最大電流Ib、よりも大きい電圧V2max 及び電流I2maxを供給可能で、しかも、前記放電用コンデンサが前記ダイオードを介して前記点火プラグへの放電を開始する直前(時点t1)の前記点火プラグの電極間電圧V1(t1)及び放電電流I1(t1)が、前記グロー最大電圧Va及びグロー最大電流Iaに対して、V1(t1)<Va、I1(t1)>Iaとなり、前記放電用コンデンサが前記点火プラグへの放電を終了した直後(時点t2)の前記点火プラグの電極間電圧V1(t2)及び放電電流I1(t2)が、夫々、前記グロー最大電圧Va及びグロー最大電流Ia並びに前記遷移最低電圧Vb及び遷移最大電流Ibに対して、Vb<V1(t2)<Va、Ib<I1(t2)<Ia、となるように設定されていることを特徴とする内燃機関の点火装置。
IPC (5件):
F02P 3/00 ,  F02P 3/01 ,  F02P 3/08 301 ,  F02P 3/08 ,  F02P 15/10 302
FI (7件):
F02P 3/00 E ,  F02P 3/00 D ,  F02P 3/00 J ,  F02P 3/01 A ,  F02P 3/08 301 D ,  F02P 3/08 301 E ,  F02P 15/10 302 Z
Fターム (10件):
3G019BA02 ,  3G019BA03 ,  3G019BB09 ,  3G019EA01 ,  3G019FA02 ,  3G019FA04 ,  3G019FA05 ,  3G019GA05 ,  3G019GA07 ,  3G019GA11

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