特許
J-GLOBAL ID:200903018535177920

筒形防振支持体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-294286
公開番号(公開出願番号):特開平10-141437
出願日: 1996年11月07日
公開日(公表日): 1998年05月29日
要約:
【要約】【課題】 軸直角方向のばね剛性を大きく設定できると共に、軸方向の荷重入力時の変位量制限機構(ストッパ機構)が簡単な構造で実現される、被連結体間への装着が容易な筒形防振支持体を提供すること。【解決手段】 第一の被連結体40に対して筒体部48を挿通し且つ支持板部46を重ね合わせて装着される第一の取付部材32に、第二の被連結体42に固定される第二の取付部材34を内挿する共に、該第二の取付部材34の軸方向両端部に第一の端部材70と第二の端部材82を固着し、更に、それら第一の取付部材32と第二の取付部材34の間に第一及び第二のゴム弾性体36,38を介装せしめて弾性的に連結する一方、第一の取付部材32の支持板部46と第二の取付部材34の第一の端部材70の間に介装される第一の軸方向圧縮ゴム52に対して、外周面に開口して周方向に延びるすぐり部56を設けると共に、それら支持板部46と第一の端部材70の両外周縁部を、緩衝ゴム62を挟んで軸方向に対向位置せしめることにより、第一の取付部材32と第二の取付部材34の軸方向ストッパ機構を構成した。
請求項(抜粋):
第一の被連結体と第二の被連結体の間に介装されて、それら両被連結体を防振連結する筒形防振支持体であって、円筒状の筒体部と、該筒体部の軸方向一方の端部から軸直角方向外方に広がる円環板状の支持板部とを有すると共に、該支持板部の外周縁部が軸方向外方に立ち上げられて環状のストッパ部が構成されており、該筒体部が前記第一の被連結体に設けられた取付孔に嵌挿されて該支持板部が該第一の被連結体に重ね合わされた状態で、かかる第一の被連結体に取り付けられる第一の取付部材と、該第一の取付部材の筒体部の内径よりも所定寸法小さな外径を有し、該第一の取付部材に内挿されて、該第一の取付部材の軸方向両側に突出して配設されると共に、前記第二の被連結体に固定的に取り付けられるロッド状の第二の取付部材と、該第二の取付部材の軸方向一方の端部から軸直角方向外方に広がり、前記第一の取付部材の支持板部に対して軸方向に離隔して対向位置せしめられる円環板状の第一の圧接板部と、該第一の圧接板部の外周縁部から該第一の取付部材側に向かって軸方向に突出する円筒状のカバー筒部を有し、該カバー筒部の突出先端部が、前記第一の取付部材のストッパ部に対して軸方向に対向位置する当接部とされた第一の端部材と、前記第二の取付部材の軸方向他方の端部から該第二の取付部材の端部を覆うようにして軸方向内方に延び出し、前記第一の取付部材の筒体部に対して径方向外方に離隔して外挿される円筒状の外挿筒部と、該外挿筒部の開口端部から軸直角方向外方に広がり、前記第一の被連結体における前記支持板部の重ね合わせ面とは反対側の面に対して軸方向に離隔して対向位置せしめられる円環板状の第二の圧接板部とを有する第二の端部材と、前記第一の取付部材の前記筒体部から径方向に突出し、前記第二の取付部材の外周面に圧接された第一の径方向圧縮ゴムと、該第一の取付部材の前記支持板部から軸方向に突出し、前記第一の端部材の第一の圧接板部に圧接された第一の軸方向圧縮ゴムと、該第一の取付部材における前記ストッパ部の前記当接部に対する対向面上に設けられた緩衝ゴムとを有し、且つ該第一の軸方向圧縮ゴムの外周面に開口して周方向に連続して延びるすぐり部が形成されると共に、該第一の軸方向圧縮ゴムの内周面が突出方向に向かって次第に拡開して前記第二の取付部材の外周面から離隔せしめられた、前記第一の取付部材に接着された第一のゴム弾性体と、前記第二の端部材の前記外挿筒部から径方向に突出し、前記第一の取付部材における前記筒体部の外周面に圧接された第二の径方向圧縮ゴムと、該第二の取付部材の前記第二の圧接板部から軸方向に突出し、前記第一の被連結体に圧接される第二の軸方向圧縮ゴムとを有し、前記第二の端部材に接着された第二のゴム弾性体とを、含んで構成されていることを特徴とする筒形防振支持体。
IPC (2件):
F16F 15/08 ,  B62D 24/02
FI (2件):
F16F 15/08 U ,  B62D 27/04 C
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • マウントゴム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-087769   出願人:愛知機械工業株式会社

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