特許
J-GLOBAL ID:200903018536870468

高純度レアーアースメタル酸化物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 雅生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031201
公開番号(公開出願番号):特開平9-208222
出願日: 1996年01月26日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、レアーアースメタル、特にスカンジュウムを水酸化物および炭酸化物として含有するスカンジュウム濃縮物を使用することにより、酸による溶解において特別な溶解条件を必要とせず、短時間にしかも経済的にスカンジュウム含有溶液を得ると同時に、この溶解液と溶解残渣物とのろ過不良なく、しかもキレート抽出における目詰まりや通気性不良なく、経済的に効率良く高純度の酸化スカンジュウムを製造する方法を提供するものである。【解決手段】 スカンジュウムを水酸化物あるいは炭酸化物として含有する濃縮物から高純度酸化スカンジュウムを製造するにあたり、スカンジュウムを水酸化物あるいは炭酸化物として含有する濃縮物を酸性水溶液中に溶解し、スカンジュウム含有溶液を得る溶解工程と、還元剤の使用により還元液とする液調整工程と、キレート樹脂と接触させ、スカンジュウムを吸着したキレート樹脂を形成する抽出工程と、吸着キレート樹脂を希酸で洗浄する洗浄工程と、吸着キレート樹脂を強酸でキレート樹脂からスカンジュウムを溶離し、スカンジュウム含有溶液を得る逆抽出工程と、沈殿剤によりスカンジュウム沈殿物を得る沈殿工程と、沈殿物を焼成する工程からなる高純度酸化スカンジュウムの製造法。
請求項(抜粋):
スカンジュウムを水酸化物あるいは炭酸化物の化合物として含有される濃縮物から高純度酸化スカンジュウムを製造するにあたり、工程1-スカンジュウムが水酸化物あるいは炭酸化物として含有される濃縮物を酸性水溶液中に溶解し、スカンジュウム含有溶液を得る溶解工程と、工程2-工程1で得られたスカンジュウム含有溶液をPH調整後、還元剤の使用により還元液とする液調整工程と、工程3-工程2で得られた調整液を、キレート樹脂と接触させ、スカンジュウムを吸着したキレート樹脂を形成する抽出工程と、工程4-工程3で得られたスカンジュウム吸着キレート樹脂を希酸で洗浄する洗浄工程と、工程5-工程4で得られたスカンジュウム吸着キレート樹脂を強酸でキレート樹脂からスカンジュウムを溶離し、スカンジュウム含有溶液を得る逆抽出工程と、工程6-工程5で得られたスカンジュウム含有溶液をPH調整後、沈殿剤によりスカンジュウム沈殿物を得る沈殿工程と、工程7-工程6で得られたスカンジュウム化合物の沈殿物を焼成する工程からなる、高純度酸化スカンジュウムの製造法。
FI (2件):
C01F 17/00 A ,  C01F 17/00 H
引用特許:
審査官引用 (5件)
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