特許
J-GLOBAL ID:200903018548298344

内燃機関用バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-272464
公開番号(公開出願番号):特開平9-112223
出願日: 1995年10月20日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】【課題】 油圧室からの圧油漏れを簡単な構成で低減し、高精度に位相制御可能なバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 ベーンロータ9とギア1との間にシール薄板50が介装されている。シール薄板50はドーナツ盤状に形成された薄板であり、シール薄板50の円環状の内周凸部51、および内周凸部51からほぼ等角度間隔で三つ径方向外側に延びる凸条部52は弾性力によりベーンロータ9に当接している。内周凸部51は、支持部材9dの外周縁部と全周に渡って当接しており、各油圧室の圧油が径方向内側にリークすることを防止している。凸条部52は、最大遅角位置と最大進角位置間の角度範囲内において支持部材9d外周に三つ設けられたベーンが回動しても常にベーンの端面と当接するように取り付けられているので、圧油の周方向への漏れを低減している。したがって、各油圧室の油圧を所定値に設定できるので高精度な位相制御が可能である。
請求項(抜粋):
内燃機関の駆動軸から内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転するハウジング部材と、支持部材および前記支持部材とともに回転するベーンを有し、前記支持部材は前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ベーンは前記ハウジング部材に収容され前記ハウジング部材に対し所定角度範囲に限って相対回動可能であるベーンロータと、前記ベーンロータの軸方向両端の少なくともいずれか一方において前記ベーンロータと前記ハウジング部材との間に介装され、弾性力により前記ベーンロータに当接し、前記ベーンを周方向に駆動する油圧室からの圧油漏れを防止するシール薄板と、を備えることを特徴とする内燃機関用バルブタイミング調整装置。
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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