特許
J-GLOBAL ID:200903018669029138

高調波検出回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-277856
公開番号(公開出願番号):特開平8-140265
出願日: 1994年11月11日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】 系統ラインの検出対象信号の高調波成分を瞬時値的に求める高調波検出回路を提供する。【構成】 検出対象信号から2値演算対象信号を演算し、系統ラインに同期した2相正弦波電圧との積により瞬時実信号及び瞬時虚信号と、逆相実信号及び逆相虚信号とを演算し、それら各々の交流分及び直流分より瞬時分信号及び逆相分信号を演算し、その差より高調波信号を演算するものである。【効果】 2相正弦波電圧と検出対象電圧とから、簡単な演算によって高調波信号を得ることができ、従来の検出回路のように高速フーリエ変換回路を使用していないので、検出対象信号vを電源周波数の1周期分入力してから演算する必要がなく、高調波に関しては過去の値を利用することなく高調波信号を演算しているので、応答性よく瞬時値的な高調波信号を得ることができる。
請求項(抜粋):
電源系統ラインの高調波検出回路であって、電源系統周波数を有し位相が90°異なる第1及び第2の正弦波電圧を発生する手段と、前記電源系統ラインより検出対象信号を入力し第1及び第2の演算対象信号を発生する手段と、前記第1の演算対象信号と前記第1の正弦波電圧との積と前記第2の演算対象信号と前記第2の正弦波電圧との積との和を瞬時実信号とし前記第2の演算対象信号と前記第1の正弦波電圧との積から前記第1の演算対象信号と前記第2の正弦波電圧との積を差し引いて瞬時虚信号として演算する手段と、前記瞬時実信号と瞬時虚信号との交流分を検出する手段と、前記瞬時実信号の交流分と前記第1の正弦波電圧との積と前記瞬時虚信号の交流分と前記第2の正弦波電圧との積との差より瞬時分信号を演算する手段と、前記第1の演算対象信号と前記第1の正弦波電圧正弦波電圧との積と前記第2の演算対象信号と前記第2の正弦波電圧との積との差を逆相実信号とし前記第2の演算対象信号と前記第1の正弦波電圧との積と前記第1の演算対象信号と前記第2の正弦波電圧との積との和を逆相虚信号として演算する手段と、前記逆相実信号及び逆相虚信号の直流分を検出する手段と、前記逆相実信号の直流分と前記第1の正弦波電圧との積と前記逆相虚信号の直流分と前記第2の正弦波電圧との積との和より逆相分信号を演算する手段と、前記瞬時分信号と前記逆相分信号との差より高調波信号を演算する手段とを具えたことを特徴とする高調波検出回路。
IPC (2件):
H02J 3/01 ,  H02H 3/52

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