特許
J-GLOBAL ID:200903018691621113

差動制限装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井出 直孝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-269623
公開番号(公開出願番号):特開平5-106710
出願日: 1991年10月17日
公開日(公表日): 1993年04月27日
要約:
【要約】【目的】 多板クラッチへの潤滑油の供給を充分行えるようにし、クラッチ板の摩耗を少なくする。【構成】 減速歯車により駆動される差動歯車を介して連結された左右のアクスル軸の間に多板クラッチが設けられ、この多板クラッチおよび差動歯車を収容し減速歯車とともに回転する内部ケースと非回転体である外部ケースとの間にスラスト円錐ころ軸受が設けられた差動制限装置において、外部ケース内側壁面に減速歯車によりかき上げられた油沫を回収するリブを形成し、このリブを伝い流れる潤滑油を下流側の円錐ころ軸受のローラに導入する油通路を設け、ローラの回転に伴って生じるポンプ作用により潤滑油を内部ケースの貫通孔を経て多板クラッチに供給する。さらに、内部ケース内の潤滑油を外部ケースに放出する油逃げ孔を所定レベル保持できる位置に設ける。【効果】 クラッチ板への油回りをよくし、始動時からの潤滑油の供給を十分に行うことができる。
請求項(抜粋):
減速歯車と、この減速歯車により駆動される差動歯車と、この差動歯車を介して連結された左右のアクスル軸の間に設けられた多板クラッチと、この多板クラッチおよび前記差動歯車を収容し前記減速歯車とともに回転する内部ケースとを備え、この内部ケースおよび前記減速歯車が前記アクスル軸の回転に対して非回転体となる外部ケースに覆われ、その外部ケースと前記内部ケースとの間に円錐ころ軸受が設けられ、その外部ケースの内部に潤滑油が注入された差動制限装置において、前記外部ケースの内側壁面に、前記減速歯車によりその外部ケース内にかき上げられる油沫を回収するリブが形成され、このリブを伝い流れる潤滑油の下流側にその潤滑油を前記円錐ころ軸受の少なくとも一つのローラに供給する油通路が形成され、この円錐ころ軸受の回転により飛散する潤滑油を前記多板クラッチに導入するように前記内部ケースに複数の貫通孔が設けられたことを特徴とする差動制限装置。
IPC (3件):
F16H 57/04 ,  B60K 17/20 ,  F16H 1/445

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