特許
J-GLOBAL ID:200903018733605784

ブレーキ制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-274956
公開番号(公開出願番号):特開平10-119748
出願日: 1996年10月17日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 ブレーキ圧が小さい状態から上昇させて制動力を制御する場合や、上昇したブレーキ圧を下げて制動力を制御する場合等を兼用するブレーキ制御装置において、前者の制御では応答性よく対処でき、後者の制御では細かな制御ができる。【解決手段】 駆動力制御の制御開始条件が成立したとき、W/C油圧が所定値未満か否かを判断し(S112)、W/C油圧が所定値未満であれば(S112でYES)、振動振幅目標値を大きな値A1(>A2)とし(S114)、これにより超音波モータを駆動する。すると、モータは高速回転し、ポンプ吐出量が大きくなり、ホイールシリンダ圧をほとんどゼロの状態から急速に高くすることができる。尚、通常時やABS制御時には、振動振幅目標値を小さな値A2とし、これにより超音波モータを駆動して、ポンプ吐出量を小さくし、制御性を上げる。
請求項(抜粋):
ドライバがブレーキペダルを踏み込むとマスタシリンダからホイールシリンダに至る制動用の流体経路内の流体圧力が上昇しブレーキパッドがブレーキロータを押圧するブレーキ機構と、前記ブレーキ機構に設けられ、前記ブレーキペダルの踏み込み操作とは別に前記ホイールシリンダの流体圧力を制御するブレーキ制御手段とを備えたブレーキ制御装置であって、前記ブレーキ制御手段は、前記流体経路のうちマスタシリンダ側に流体を供給可能に接続され、前記流体経路のうちホイールシリンダ側から流体を排出可能に接続されたポンプと、前記マスタシリンダ又は前記ポンプから前記ホイールシリンダに流体を供給することにより前記ホイールシリンダの流体圧力を増加させる増圧位置と、前記マスタシリンダ及び前記ポンプから前記ホイールシリンダへの流体供給を停止し前記ホイールシリンダ内の流体をポンプで排出することにより前記ホイールシリンダの流体圧力を減少させる減圧位置との間で切り換え可能な制御弁と、所定条件を満たす場合即ち前記ホイールシリンダの流体圧力が低い場合、前記マスタシリンダの流体圧力が低い場合、前記ブレーキパッドの推力が低い場合、車体の減速度が低い場合、前記ホイールシリンダと前記マスタシリンダの差圧が大きい場合、前記ポンプを駆動するモータの負荷が小さい場合のいずれかの場合には、前記ポンプの単位時間当たりの吐出量が多くなるように制御する吐出量制御手段とを備えたことを特徴とするブレーキ制御装置。
引用特許:
審査官引用 (9件)
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